N響12月Cプロ ヘンゲルブロック のオールバッハプログラム | お気に入りの時間に

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12月7日、N響のCプロに行ってきました。
・ バッハ/組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
・ バッハ(シェーンベルク編)/前奏曲       とフーガ 変ホ長調 BWV552「聖アン」
・ バッハ/マニフィカト ニ長調 BWV243(クリスマス用挿入曲つき)
   指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
   合唱:バルタザール・ノイマン合唱団

N響20年ぶりのバッハ声楽曲、そして12月に聴ける「マニフィカト 」
行きたいなぁ…
でも12月はBプロのチケットも取っているし、芸大メサイアとバレエのチケットも取ってしまったし、そんなに散財していいものかしら、とずっと迷っていましたが、7日は仕事が早く終われそうなので直前に行くことに決定。

ヘンゲルブロック の公演を聴くのは初めて。
古楽アンサンブルもモダンオーケストラも指揮するという。
さて、どんなアプローチをするのでしょうか?

組曲第4番はうんと絞った小編成でピリオド奏法のバッハ。
ノンビブラートで奏でる弦は深い響きで、どうして聴く者をこんなにストイックな気持ちにさせるのでしょう? 
もっと残響時間の長いホールや教会で聴けたら、もっと素晴らしいでしょう。
「聖アン」はシェールベルク編曲の大編成のバッハ。
金管も何本も入って華々しく、これはこれで楽しめます。
こんなバッハもあるんですね。

そして、お待ちかねの「マニフィカト 」。
初めて聴くバルタザール・ノイマン合唱団、ヘンゲルブロック がヨーロッパの精鋭を集めて結成した合唱団なのだそうです。
予習のために聴いたこの合唱団のロ短調ミサは軽やかで透き通るような歌声で、期待大です。
演奏が始まると…
まあ、なんて軽やかな歌声なのでしょう!
速いテンポのメリスマも少年合唱団のように軽々と歌ってしまうのです!
(プロだから当たり前ですが 笑)
オケ付きの合唱って、オーケストラと合唱が全く別物としていつもは聴こえるのですが、この「マニフィカト 」は一体化して聴こえたのです。
特に弦と声楽の低音部が同化しているように感じたのです。
初めての体験でした。

アンコールは予告通り、バッハのクリスマス・オラトリオ 第59曲 コラール「われらはここ馬槽のかたえ 汝がみ側に立つ」。
そして、「久しく待ちにし主よとく来たりて」でした。
このアンコールも本当に素晴らしかった!
バルタザール・ノイマン合唱団、今回初来日だそうですが、再びの来日公演が実現するといいなぁ…


昨日のNHKホールはロビーにクリスマスツリーが飾られていました。


一足早いクリスマスプレゼントをいただいたようで、幸せな想いを胸に帰路に着くことができました。