【ツイート①】

記事「新型コロナウイルス 患者搬送の救急隊員が感染

「救急隊員が患者を搬送した際には、防護服を着てゴーグルとマスクをしていた」との報道。

 あくまで推測ですが、手袋を最後に外せばいいのですが、手袋を外してから他の用具に触って外すと、仕事が終わった後に安心して手で目鼻口を触ってしまう可能性があると思います。

 子ども達、この「①手袋を最後に外す」と「②手袋を途中で外す」との意味の違いが分かるでしょうか?分かるようであれば、その子は“接触感染”(インフルエンザを含み)の仕組みをきちんと理解していると言えるのではないでしょうか。


【ツイート②】

‪   新型コロナウイルス感染についてのテレビ報道で、ある専門家が「電車から降りた時に手を洗うことが大切」と言っていました。

 家庭でも、親御さんが「……の時は……するんだよ」と教える時があると思いますが、そんな時には、できるだけその“訳”(……だから、……の時は……するんだよ」)も話して欲しいと思います。なぜなら、その「訳」(例「電車の中では大勢の人が唾で吐き出したウイルスが色々なところに付いていて、あなたがそれを手で触っているかも知れない。だから電車から出たら手を洗うんだよ」)の中には「電車にはたくさんの人が乗っている」「(その)人は唾を吐き出す」「ウイルスは唾の中に含まれている」「吐き出されたウイルスは電車内の色々なところに付く」「電車内に付いたウイルスを自分が触ることもある」「自分の手に付いたウイルスは手を洗うと落とすことができる」等の子どもが既に持っている知識が登場します。

認知心理学上、知識というものは関係する複数の事柄が繋がって存在しているとされているため、人は自分が既に記憶の中に持っている知識と結び付けて新しい情報を聞くと、それ自分の知識と合体させて記憶内に取り込むことができます。その一方で、結論(「外から帰って来たら手を洗うんだよ」等と)だけ言われてしまうと、自分の知識と結び付けられないので、記憶されず、教えられたことを実行しないでしまうのです。

 何事も子どもに覚えて欲しいことがある時には、訳をつけて教えるといいのです。但し子どもが知っていることと結びつける必要があるので、「訳」の説明が子どもにとって難し過ぎる(子どもが知らない事で説明してしまう)ようだと、説明が説明にならず、覚えてもらえません。


【ツイート③】

記事「スマホに付いたウイルスで... 新型肺炎 感染の落とし穴

「電車内の手すりやつり革を触った手でスマホを触るとウイルスがスマホに付く。自宅に帰って、もしご家族がそのスマホを触れば、家族の人にも感染する可能性がある」と専門家。

 電車内でスマホを触っている人はほぼ100%。帰宅後に消毒すべきは、手だけではなくスマホも!


【ツイート④】

記事「子どもが父親嫌いになった…我が子に夫の愚痴を言い続けた家族の悲劇

「『お父さんはいいわよね~、ああやって休みの日には家でゴロゴロして』『ほんと、お父さんなんていても居なくても一緒だわ』自分だけが大変な思いをしている…そんな気持ちにさいなまれていたKさんは、『(幼稚園に入園前の長女は)まだ小さいからわからないだろう』とついつい我が子に夫への不平不満を吹き込んでいた。すると娘さんが小学2年生になってすぐの頃、父親が娘さんに『食事中に机にひじをついてはいけない』と注意。すると娘さんは夫父親をキッとにらむと『お父さんなんて大嫌い!なんでお父さんに叱られなきゃいけないの!どっかいっちゃえ!いらない!』と口ごたえをした。『そんな言い方はよくない』とKさんがたしなめても『お母さんが幸せじゃないのはお父さんのせいなんでしょ!なんで私が悪いの!』と泣き出してしまった」との記事。

 このお母さんは、自分が撒いた種がまさかこんな形で芽を出してしまうとは思わなかったでしょう。しかし子どもというのは、こういう風に受け止めるものなのです。

 父親に限らず、子どもにとって指導的立場にある人(祖父母、担任、スポ少の監督等)の悪口を我が子に話していると、この事例ほど酷くはなくても、子どもの中でその人に対する尊敬の気持ちが無くなり、指導を受け付けなくなることが往々にしてあります。注意が必要です。


【ツイート⑤】

記事「まるで私! 子どもに言われてドキっとした自分の“口グセ”

 母親の口癖が子どもに移って母親自身がビックリしたとの記事。

 これが観察学習(モデリング)効果(①誰かが何かの行為をする、②その結果“プラスの結果”が起きる、③「①と②」の事実を第三者が観察する、④その第三者が①の行為を身につける)。

 この場合、母親が父親や子どもに対して行なっている言動(上記の①)がまかり通っている(②)様子を子どもが目にしている(③)と、こういう“誤学習”が起きる(④)ので要注意です。


【ツイート⑥】

記事「子どもの脳の発育を促す 簡単シール活用法とは?

「ピアノを習っている子どもが、練習しても上達せず、先に進まないと、子どもは『自分はダメだ』と思うかもしれません。そのようなときに、『もっとがんばれ』『次のレッスンではきっと弾けるよ』等と励ましても自己肯定感は育まれない。先ずは、現在できていることを認める必要がある。例えば、1回練習したらシール1枚、シールが5枚たまれば次に進むという約束をしてみる。子どもは「練習したことは認められた、少し先に進んだ」と実感することができる。そういうことが、子どもの自己肯定感を育むことになる」との指摘。

「シールが5枚たまれば次に進む」と言うルールは、次のステージでつまずくことになるので好ましくないと思いますが、やった回数分だけシールが溜まることは、“努力”が視覚的に表されることになるので、とても有効な工夫であり、子どもの意欲は間違いなく向上します。

 子どもの“結果”ではなく“努力”に評価の重きを置くことは、子どもの価値観にも影響するとても重要な指導観(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12383106280.html)です。


【ツイート⑦】

記事「石田ひかり、育児を語る「朝、怒鳴り声が近所に響き渡ってます」

「(自身の育児について)怖いです。娘達は『この家から出ていきたい』って」「『いい加減にしなさい』って声が朝、近所に響き渡ってます。私の怒鳴り声が」と石田。

 精神科医の岡田氏が指摘するように、このような事例は決して特殊な例ではないのだと思います。そして、その影響は子どもが成長してから明らかになるのかもしれません(⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12278028235.html)。


【ツイート⑧】

記事「犯罪率急増…米国で大流行した『スポック博士の育児書』の中身

「第二次世界大戦後の人手不足だったアメリカで、『子育てが楽になれば女性の労働力が確保できる』と考え、国をあげて子育てのバイブルとして推奨した『スポック博士の育児書』。その中に書かれていたのは次のような内容。『子供を自立させるために幼い頃から一人部屋を与えましょう』『子供を自立させるために子供が泣いてもそっとしておきましょう』この育児法で育てられた子供達は非常に自尊感情が低く犯罪率が急増した」との記事。

 戦後のアメリカで大流行したという「スポック博士の育児書」。日本でも昭和の頃に「抱き癖が付くので、赤ちゃんが泣いても抱っこしない」という考え方がありましたが、様々なことでアメリカの真似をしていた日本にあっては、子育てにおいても“アメリカ流”に影響を受けた可能性が多々あります。

 なお、この“子育ての世代間ギャップ”については「最新の子育て情報を記載した“祖父母手帳” 〜「いじめ」から「家族内殺人」まで多くの問題改善にも〜」を参照ください。

「自尊感情が低く犯罪率が急増した」というアメリカの状況に陥ったのは、この育てられ方によって「回避型」の愛着不全(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12261672150.html)になり、思い通りにならない場面で相手を攻撃したり暴力を振るったりするようになったためだと思います。