【ツイート①】

記事「小4虐待死「頼るべきはあなたしか…」裁判長の説諭に母、涙


「あなたはそれ(勇一郎被告の虐待)を目の前で見ていた。心愛ちゃんが頼るべきはあなたしかいなかったのに、母親のあなたが勇一郎被告に協力した責任はとても重い」と懲役2年6月、猶予期間5年の有罪判決を下した裁判長。

   別報道によれば、検察の要求は2年だったが、それに対して裁判所が下した判決はそれより長い2年6ヶ月だった。つまり「父親のDVの支配下にあったとは言え、母親としての役割を果たさなければいけなかった」という裁判所の強い意向の表れではないかと 専門家は指摘している。

   家庭には父性の働きと母性の働きとがある(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12452616162.html)が、今回の事例では、母性に比べて父性が過剰に強くなってしまった。しかし、母性の働きは父性に負けてはならないし、その逆もまた然りである。


【ツイート②】

記事「統合失調症ABC

「飯森容疑者はH26年警視庁品川署を訪問。『ドラクエをやめたら心臓から昔住んでいた吹田市の人達の声が聞こえる』『友達や小学校の先生、自衛隊の同僚の声等が聞こえる』等と話した」との報道。


   これは統合失調症の「陽性症状」(⇨https://www.smilenavigator.jp/tougou/about/)だと思う。 統合失調症は精神障害の一つ(飯盛容疑者は精神障害者手帳2級を取得していることがわかっている)。愛着不全には「回避型」と「不安型」が混在している「恐れ・回避型」があるが、これは「境界線パーソナリティー障害」の症状と同じ意味。この「境界線」とは、単なる神経症と統合失調症の間の境目を意味している。

   統合失調症は“環境ストレス”と“本人が持っている脆弱性(心の弱さ)”が重なって発症すると考えられている。その意味で感覚過敏の自閉症スペクトラム障害の人が過度な環境ストレスに晒された場合、この症状を発症する危険があると言えるかも知れない。いずれにしても、人間のストレスのほとんどは対人関係が原因になっていることを考えると、当事者の周囲にいる人達がどのような接し方をするかと言うことがストレスのカギを握っていることは間違いない。つまり、人と人との間に「愛着(愛の絆)」を築く接し方(例「愛着7」)をすることが大切。

   いずれにせよ、“行為”を憎んでも“障害”自体を憎んではならない。障害自体を憎んでしまっては、2016年に起きた津久井やまゆり園障害者殺傷事件の犯人である元職員植松聖被告「障害者は生きる価値がない」等と供述し、幼い頃に親からの“共感”を得られないために陥るとされる自己愛性パーソナリティ障害と診断された人物)と同じになってしまう。精神障害を患う人が、なぜ事件を起こすに至ったのか、その背景を考えることが大事だと思う。

【ツイート③】

「『食事、洗濯を自分でやってるのに引きこもりとは何だ』と主張した川崎通り魔事件の容疑者。これは一般的な引きこもりの定義を“絶対評価”で当てはめた事例。

   一般に、子供の意欲を高めたい時は、“相対評価(誰かと比べる)”や“絶対評価(一般的な基準に当てはめる)”よりも“個人内評価(その子の中の良さやがんばりを褒める)”のほうがうまくいく(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12302189816.html)。個人の中での頑張りを認めたい。川崎の事例について言えば、「そうだね。あなたは頑張ってるね。」と返せば良かったかもしれない。


【ツイート④】

記事「異例の4分間にわたる「説諭」…妻を殺した息子と犯行を手伝った母親に語りかけた裁判長の言葉

「たかちゃんのためなら悪者でも悪魔にでもなるからね」と犯行時の恵美被告。


   本来なら2、3歳頃の発達課題である「母子分離」に失敗した典型例ではないだろうか?母親から子供を引き離すのは父親の役目と言われるが、一般に、父親が仕事で子育てから離れているとこういう事態に陥ることも。


【ツイート⑤】

記事「中学受験で父が息子殺害 髪も抜かれ...母が涙の証言

「自らの母校でもある、地元の有名私立中学に進学させようと、日常的に暴力を振るって勉強をさせていたという佐竹被告」との報道。

   中学受験の呪縛に取り付かれた父親による言葉にならないこの事件。しかし、叱って脅しても勉強意欲は湧かない。指導のポイントは、意外にも歴史上のあの軍人の名言にある(⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12204659537.html)。

   更に記事によれば、母親が「このまま一緒に家を出よう」と言ったが、崚太君が「パパとママ一緒がいいから嫌だ」と言っていたと言う。

   こんな扱いをしてくる父親でも慕う子どもの気持ち。これ程の時点からでも、子供への接し方を改善すれば、子供はきっと目を輝かせて親と絆を結ぼうとするだろうことが分かる。


【ツイート⑥】

記事「根本厚労相、ひきこもり支援団体と意見交換

「就職で失敗してひきこもりになった人が7割という中、その人達を職場に戻すことはミスマッチ」等の支援団体からの意見。

   就職の失敗がきっかけになった背景には、社会環境の変化に適応できなかったことが挙げられている。では、そうならないためには?⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12454403377.html