安芸国周遊の旅 宮島の風景②「厳島神社」前編 | 果てなき旅路

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再び、広島県の旅路グラサン


宮島行きの「JR西日本宮島フェリー」に乗船し、僅かに10分程で宮島の桟橋へ音譜音譜





2010年以来の宮島へと上陸爆笑





因みに、「JR西日本宮島フェリー」の隣では、広島電鉄運航の「宮島松大汽船」が停泊中…


両船で宮島への観光を支えますグッ





そんな宮島での観光案内所では、数ヵ国のガイドブックがあり、毎度お馴染みの中国や韓国のものではなく、ヨーロッパのものが多く…





行き交う外国人が、ヨーロッパ系の人々であることを考えると納得ウインク





神社の社殿のような宮島桟橋の外観…


そして、その桟橋から程なく歩いたところで人々を歓迎しているのは目





平清盛です。


平氏や源氏に代表される武士団の台頭によって長く続いた平安の世は様変わりしました。 





平家の栄枯盛衰を描いた『平家物語』によると、この頃に平清盛はある夢を見たそうです。





その夢とは、僧侶が清盛に「厳島神社を造営すれば必ず位階を極めるだろう」というお告げをするというもの。





清盛はお告げに従って厳島神社の造営を行い、篤く信仰したと伝わります。





🦌🦌





度重なる政争を勝ち抜いた平清盛とその一族の栄

華は時代を超えて語り継がれています。が…





そもそも平清盛とは、平安時代の末期に活躍した武将です。




朝廷に仕える武家の一つ平氏の棟梁として政界に進出し、ライバル = 源氏を倒して政権を掌握しました。




そして上流貴族の仲間入りを果たした後、武士として初めて貴族の最高位である太政大臣にも任命されています。

繰り返しとなりますが、平清盛は武士です。




しばらく、満潮時には海水で沈む浜辺を歩き…




厳島神社の「大鳥居」に到着DASH!


満潮時には海面に浮かぶ「大鳥居」として、インバウンドにも大人気爆笑





見上げれば目


圧巻のスケールの朱色の「大鳥居」


でもあります照れ





因みに、平清盛が造営した厳島神社には “3つの見所” があり、順を追って深掘りをしますが…





すなわちそれは、重要文化財に指定されている絶対外せない “3つの建造物” を指しています口笛




まず一つ目は、当然ながら、宮島のシンボルと言えるこの「大鳥居」です。





海面に堂々と立つ朱塗りの「大鳥居」は、何と高さ約16m、現在の大鳥居は8代目にあたり、2本の主柱は樹齢約500年のクスノキで作られているそうです。





「大鳥居」に関しては、後程、さらに掘下げたいと思いますので、次なる見所へビックリマークビックリマーク





満潮時にはこの辺りも、海面に浮かぶので、この大地に立っているのが不思議な感覚🙄




そもそも厳島神社の境内は遠浅の浜にあり、干潮時には大鳥居まで歩いて行くことが可能ですが、潮が満ちると一点…






大鳥居はもとより社殿や回廊まで、海に浮かんでいるかのような奇跡とも言える景色が広がります爆笑爆笑爆笑





これは平清盛が、宮島 =「神の島」を足で踏むことがないようにと、海上に社を建てさせたからと言われています。





世界文化遺産
厳島神社




と言うことで、厳島神社へと突撃ビックリマークビックリマーク


満潮時には、海面が床板のギリギリまで来るように設計されており、瀬戸内海の潮の満ち引きによってその姿が刻々と変わる姿が印象的です。 





平安時代を代表する建築様式に寝殿造りと言うものがありますが、寝殿造りとは高床式の木造建築で、寝殿を囲むように造られた対屋とそこをつなぐ渡り殿という廊下などから成り立っています。 





そんな鮮やかな朱塗りが印象に残る上品で繊細な様式は、当時の貴族の住宅によく用いられましたが、まさに厳島神社の社殿もまた、寝殿造りの建築様式となります。


そんな平安の昔へと引き寄せられるような雰囲気が、厳島神社の魅力でもありますウインク



まだまだ旅は終わらず、次回へ…☆