駿河国周遊の旅 熱海市の風景②「熱海梅園」Part2 | 果てなき旅路

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2年振りに訪れた熱海梅園」


前回の教訓を生かし、1月の中旬から後半に再訪するタイミングをずらしての来園爆笑





いくら早咲きの梅と言っても、それでも「まだ、早いかなぁ~」との感想を持ちながら、熱海梅園を訪れたのだけれど…





風が吹けば梅の花びらが舞う程なので、これは暖冬の影響もあってか、開花が相当に早かった模様ウインク





早咲き品種とされる「冬至梅」は、今まさに見頃を迎えており…





その昔、花見とは梅を鑑賞していたようですが、花見の起源は諸説あり…




時代をさかのぼると、奈良時代には貴族が梅を好み、梅の花の鑑賞をしていたようです。




現代では、花見と言えば「桜」を指しますが、当時は中国から伝来した梅の花が主流だったようですね口笛




園内は冬至梅や八重寒紅等の代表される梅の花ばかりではなく、しだれ梅も開花照れ





1月とは言え暖かで、梅も満開となり、春と錯覚するような陽気…





けれども、梅や蝋梅の撮影に夢中になっていると…はてなマークはてなマーク





空は次第に雲の広がりを見せ、週明けの平日には関東の南部でも “雪” の予報⛄⛄⛄




因みに、小高い丘にロケーションしている「熱海梅園」の最頂部付近には…





無料の足湯もあって、身体ぽかぽかで梅の鑑賞も出来ますグッ





可憐な梅の花に、心癒されるひとときおねがい





奈良時代に貴族たちが花見と称して、梅を鑑賞していたと前述しました。が…
 



そもそも梅は、古代から菓子や薬、時には縁起物として重宝されるだけではなく、歌にも詠まれ、日本の歴史や文化に深く寄り添ってきました。





梅が日本に伝来したのは、3世紀の終わり頃、百済から渡来した帰化人・王仁(わに)がもたらした説や欽明天皇の時代に中国・呉の高僧がもたらしたと言う説があります。





いずれにしても、梅は外国と深いつながりがあるものですが、外国と言えば、熱海庭園内にも「熱海梅園韓国庭園」なるものがあります。




朝鮮王朝時代の伝統様式にこだわった本格的な庭園とのこと。





因みにこの建物は、日韓首脳会談(2000年9月)と世界平和が永久に続くことを祈念して建設された韓国庭園の象徴。





そしてもう一つ、熱海梅園内には、大正初期から大衆音楽の普及に大きな足跡を残した…

作曲家の中山晋平の別荘が移築されています🎶




こちらは記念館になっており、無料で邸宅内を見学することができ、作曲に使用したピアノや直筆の譜面、当時のレコードなど貴重な物が展示されています。





さて、中山晋平記念館まで見学すると、広大な敷地の熱海梅園内において、ほぼフィナーレ…





後は出口へと向かって歩くだけなのだけれど…






( ̄▽ ̄;)










何やら大道芸のようなものが成されており、良く見てみると目





猿回しは元来、悪魔払いや厄除けといった神事であり、古来より猿は神の遣いとされ、牛や馬を守る「まじない」として猿の舞が生まれたとのこと猿





やはり、今年は暖冬ですかね~


一昨年、ほぼほぼ変わらぬ時期に訪れた時は、まだ、3分咲き程度だったのだけれど…





今年は1月の末にも関わらず、あちらこちらで紅白の梅が咲き誇り、心癒されますおねがい





!? 熱海梅園へと入園から約1時間、ぐるりと一周して終了ウインク




入園した時は、スッキリと晴れていた空も、出口を出ると今にも振りだしそうな怪しい雲行き…




桜も梅も、どうせ見るなら、眩い青空の下で見たいですねぇ~

と言うことで、次回へと続きます…☆