備後国周遊の旅 尾道市の風景①「浄土寺~西國寺」 | 果てなき旅路

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尾道と言えばラーメン🍜


さらに、坂の町であり、由緒ある古寺が点在する町でもあります。





喰海でラーメンを食した後は、坂の町をアップダウンしながらの古寺巡礼となりますが、まだまだ道は平坦照れ





その途中には、尾道水道 = 運河沿いの海岸通りを歩き、向島へと渡る尾道大橋を望みます目





そしてまた、雨の振り出した街道 = 本通り商店街へと戻り…





あちらこちらで、“ラーメン” の幟を見ると、如何に尾道が、ラーメンと共存しているのかが分かります。 





そして山陽本線と並行する2号線を歩き、警笛が聴こえたので、八幡神社へと向かう石段を昇ると…





( ̄□ ̄;)!!








EF210「桃太郎」が走り去って行った🚂💨





そしてこの日、尾道での最初の寺院巡りとなる…





中国地方屈指の古刹

真言宗泉涌寺派大本山・浄土寺





国宝の寺との案内がある通り、浄土寺には二つの国宝の姿を見ることが出来ます。




石段を昇り、振り返ると、山陽本線の線路と運河 = 尾道水道 & 向島。





歴史ある尾道の町に融合し過ぎる名刹・浄土寺。



 
山門越しに見るこの光景もまた、尾道を代表する風景。




山門をくぐると、十一面観世音菩薩を祀るこちらの入母屋造り瓦屋根のお堂が国宝の本堂




本堂左側には庫裏があり、内部拝観には別途拝観料がかかりますが、境内は無料。




浄土寺の歴史は古く、616(推古天皇)24年に聖徳太子が創建したと言われ、足利尊氏が湊川の戦いや九州平定の際、戦勝祈願した寺としても知られています。




こちらの趣を感じる阿弥陀堂や山門は、国の重要文化財です。




さらに、もう一つの国宝の多宝塔

境内全体が国宝に指定されている歴史的価値の高い寺でもあります。




今、この日の記事を綴りながら後悔しているのは、日没までに多くの寺院を巡りたかったため、この浄土寺での時間を短縮したこと。




けれども、“中国地方屈指の古刹” に間違いはなく、見所が多く、内部も拝観しとけば良かったと…。





そんな後悔よりも、この時は残り何寺巡れるのだと時間に追われ、それだけ魅力的な寺院が多いのだけれど…





浄土寺から道に迷いながらも徒歩25分あせるあせる





真言宗醍醐派の大本山 西國寺





南北朝期の建築、国の重要文化財の金堂が建つ歴史と静寂が静かな境内に囲まれた西國寺。





その山門である仁王門には、室町末期作の2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり2mを超える巨大な草履が奉納されています。





坂の多い尾道ならでは、健脚祈願のお寺でもあります。







 ゚ ゚ ( Д  )










と言うことで、健脚にあやかりたいと思いますグラサン




この素晴らしき風景が拝めるのならば、このような石段など…


No problemグッ





と言う訳ではありません。が…


こちらのお堂が国の重要文化財の金堂です。





因みに、西國寺は天平年間(729~749)に、行基菩薩が創建したとされ、ある日、尾道に立ち寄られた行脚の中の行基は、その夜、加茂明神の霊夢を見て、このお告げによってこの地に開山したと言い伝えられます。





1066年(治歴2)年に本堂が炎上し、行基作の本尊薬師如来像も焼滅しましたが、1081(永保元)年、白河天皇の勅命により再建し、今に至ります。


伽藍の規模はまさに、西国一という意味を込め、西國寺と名付けられたとのこと。



尾道での寺院巡りはまだまだ続きます…☆