コナン気取りはもう飽き飽き | 偕楽園血圧日記

コナン気取りはもう飽き飽き

 三月は朝から政倫審で始まるのか。
 野党議員の質が低いなぁ。
 枝野氏など「裏金とされた」といった次の言葉で「裏金使った」とすり替わるし、松野前官房長官に質問していた維新の議員、当人が「事務総長は金のことまでは知らない」といっているのだから「では事務総長の仕事の範囲をまず明言していただきたい」といって追い込めばいいのに。みんな言葉の揚げ足取りに興じる「正義の探偵ごっこ」をやるばかり。

 維新の代表など、

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 裏金「維新なら大勢除名」 馬場代表

 日本維新の会の馬場伸幸代表は28日夜のBSフジ番組で、自民党派閥の裏金事件に関し、政治資金収支報告書に不記載があった議員への処分の必要性を問われ、「うち(維新)なら、かなり大勢の除名になる」と述べた。
 理由について、今回の不記載は「ケアレスミスではない。長期的、集団的、意図的にやっており、絶対に許されない」と説明した。 
 時事通信 2/28(水) 22:44

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 こんなことをいっている。

 だが(2023/12/13の記事、また「政界の常識」からは目をそらすのか)で取り上げた梅村みずほ参院議員は除名されていないね?
「あれはミスで自民は違うから」などというのは通らない。不実記載は不実記載で変わりはないのだから、彼らに言わせれば「裏金」ということになるのだろう?

 結局のところ「政界の常識」自体は残したまま自民議員だけ「裏金」で貶めたい、そればかりが目立つ委員会だった。

 そして午後は立民が延々と予算審議の妨害を続け。しかもここで中演説ぶっていた山井氏は、かつて自身の政治資金団体に限度を超える寄付を行っていたという「不可解な資金運営経歴のある裏金疑惑持ち議員」なのだからなにをやら。
 もういっそのこと与党は「令和六年能登半島地震の復興予算の執行が遅れます。立民のおかげで予算の成立が遅れましたので」とやってしまえばいいのに。

 そしてようやく再開した政倫審でまた「アベアベアベアベ」。
 いいかげんにして欲しい。まったく。

 NHKの解説委員も再開時に「いつからこれが行われていたのかが焦点」といっていたが、そもそもキックバックは犯罪ではないのだから、そんなことは問題ではない。有権者の疑問は「なぜ不記載にした?」である。

 少し前に週刊誌が、

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 実刑判決から40年…田中角栄が教える“正しい札束の配り方” 側近議員は「俺が運んだのは1億円」

清濁併せのむ人柄で人気を博した角栄氏
 圧倒的な資金力を武器に総理の座を手に入れたことで「金権政治の象徴」と呼ばれた田中角栄。東京地裁は、ロッキード事件で、40年前の1983年に10月12日に懲役4年・追徴金5億円の実刑判決を下した。結局、最高裁での上告審中だった93年12月に亡くなった。カネの話を抜きに角栄を語ることはできないが、そこに知られざる流儀があったのも事実である。「今太閤」ともてはやされた男に学ぶ「正しい札束の配り方」とは(本記事は、「週刊新潮 別冊 創刊60周年記念/2016年8月23日号」に掲載された内容を転載したものです)。

「陣中見舞い」に5千万円の紙袋二つ
「俺が実際に運んだ金で、額が一番多かったのは1億円。田中内閣を作る時のことで、いまから40年以上も前になる。オヤジに言われて5千万円を入れた紙袋を二つ、ある派閥の領袖の事務所に“陣中見舞い”っていう名目で、両手にぶら下げて持ってった。あれは結構、重たいもんだよ」
 懐かしそうなまなしで生々しい過去を口にするのは、かつて“田中派七奉行”の一人に数えられた渡部恒三元衆議院副議長(84)だ。平成24年(2012年)11月に政界引退を表明し、現在は民進党顧問を務めている。
「それで、相手の事務所に着いたら“田中からです”と言って渡したんだ。まあ、向こうも心得たもので“はい、どうも”で終わり。こういう時は、お互いにムダ話はしないもんなんだ」
(後略)
 デイリー新潮 10/30(月) 6:02

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 こんな記事を書いていた。
 週刊誌のことなので面白おかしく脚色してあるのだろうが、あの頃の政治事情を思い出せば「あっただろうな」と思わせるようなことでもある。
 そしてこの感覚がいま払拭できているかといえば……。

「いつから」というならば「こんな頃からの慣習」というのがその答え。だからこの「裏金という不実記載」は自民だけではなく野党議員からも出てくる。
 こういうことなどがあったからパーティー券方式が導入されたりといろいろ「改革」なるものがなされてきたのだが、それはあくまで「中央」のことで、地方の選挙事情というのは「世襲がー」で語られるように昔から大して変わっていない。
 そしてそこには(2021/04/24の記事、「溜飲下げ」では「ただの負け」)で書いた「三バン」があり、その背後に「地方の殿様」がいる。

 ただひたすら「安倍と自民叩き」で終わられるだけでこの体制にまで切り込まない今「追求」など、まったくただの茶番。くだらない権力闘争でしかない。


 一日安静にしていたらずいぶんよくなった。
 これなら明日の夜梅まつりを見に行けるかな。