易姓改革ごっこは「外」でやってくれ | 偕楽園血圧日記

易姓改革ごっこは「外」でやってくれ

 ワクチン打った肩の痛みがぶり返してきた。
 肘が痛いのもそのせいだろうか。


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 派幹部3人を任意聴取 松野・高木・世耕氏 裏金化関与の有無捜査・東京地検

 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が同派幹部の松野博一前官房長官、高木毅前党国対委員長、世耕弘成前党参院幹事長から任意で事情聴取したことが25日、関係者への取材で分かった。
 特捜部は24日、同派座長の塩谷立・元文部科学相からも任意聴取。裏金化が派閥主導で組織的に行われた疑いがあるとみて、派閥幹部としての関与の有無などを確認したとみられる。

 関係者によると、安倍派では派閥のパーティー券販売について所属議員の当選回数や役職によってノルマが設定され、それを超えて売った収入を議員側に還流させていた。超過分は派閥や議員側の政治資金収支報告書に記載せず裏金化していた疑いが持たれている。
 同派は2022年5月のパーティー開催前、ノルマ超過分の還流を取りやめる方針を決め、議員側に周知した。しかし、議員側から反発の声が上がり、数カ月後には撤回。前年までと同様にノルマ超過分の還流があったという。 
 時事通信 12/25(月) 16:42


 安倍派幹部、裏金還流把握か 22年、廃止決定後に撤回 パー券事件
有料記事

 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、安倍派の会長や事務総長ら中枢幹部が、2022年のパーティー開催に際して、所属議員側に裏金をキックバック(還流)する運用を取りやめる方針をいったん決めていたことが、関係者への取材でわかった。決定は約4カ月後に撤回され、従来通り還流されたという。
 東京地検特捜部は、幹部らが裏金還流システムを把握した上で、22年に是正措置を講じようとしたのではないかとみて捜査。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)罪の適用にあたり、派閥の収支報告書を作成した会計責任者と幹部議員の共謀を判断する上で、大きなポイントになる事情とみて調べている。

安倍氏提案 西村氏ら協議か
 関係者によると、安倍派では…

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 朝日新聞デジタル 2023年12月23日 4時00分

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 NHKが「アベアベアベアベ」繰り返していたパーティー券の話、聴取が進むにつれて(2023/12/16の記事、「報道」を名乗りたいなら印象操作するなよ(怒))で取り上げた高橋洋一氏などがいっていた「安倍氏はこの還流を知って怒り、止めさせた」があながち外れではなかったことが分かってきた。
 それをまだ「有料記事」という形で知る人を減らしたがる朝日新聞の「ジャーナリスト魂」というのはどうなっているのかと思うが、こうなったらいいかげん「安倍派の動向」ではなく「清和会の~」というようにしたらどうなのだ?
「アベガー」勢力は上記の「安倍が怒った」話が出てきた時には「デマ」「細田に押し付け死人に口なし戦術」と貶したが、「死人に口なし」というならば安倍元総理にすべての罪を押し付けようとしている彼等こそがそれをやっているのだ。

 ニュースではこの還流について「もう何十年も前からの習慣」という「関係者の話」が出てくる。
 ならば安倍氏が会長になる前「細田・町村」といった亡くなった人間以前に会長をやっていた、まだ存命の人がいるではないか。
 どうしてその人物は聴取対象にならないのだろう?
 噂では養護施設に「雲隠れ」しているともいうが……。


 いやはやそれにしても、この「安倍派」幹部の聴取で、

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 松野氏ら聴取「前代未聞」 立民・長妻氏

 立憲民主党の長妻昭政調会長は25日、自民党安倍派の政治資金規正法違反事件で東京地検特捜部が松野博一前官房長官ら同派幹部から任意で事情聴取したことについて、「政権中枢にいた幹部がこれほど多く事情聴取されたというのは前代未聞ではないか」と指摘した。
 長妻氏は「派閥を超えて自民党の問題になっている。自民党政治を終わらせないと展望が開けない」と語った。国会内で記者団の質問に答えた。 
 時事通信 12/25(月) 12:31

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 こんな大げさな言葉を使って騒ぐ野党議員がいて、

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与党でありながら、日本国民を裏切った自民党の悪事が明らかになった。次は今の野党の政権を国民が、選挙の投票で選び出すのが、当然流れだ。多大な負担ばかりを背負わされ、国民は奴隷のように生きたいか。私は今の子供たちに自由に、そして豊かに、思い切り生きてもらいたい。そこで必要なのが正義だ。正義を自民党は裏切った。大罪だ。ここまで国力を衰退させ、まるで犯罪組織のような自民党を許すなどできない。次の選挙は野党側に必ず投票する。

立憲民主党や日本維新の会、国民民主党などの野党が、多くの国民を救うために立ち上がれ。国民と一緒に連帯して、政権交代をしなけばならない。世界各国では、政権交代はつねに起こっている。日本人は、勇気を出すべきだ。投票率も70%まで上げよう。50%は低すぎる。自民党議員が言う『政治不信』というフレーズにもだまされるな。国民の投票意欲を下げるための方便だ。自民党にだまされない覚悟だ。

 上記記事コメント欄より。

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「資金不記載」を「国民への裏切り」と喚くどこの国の人間かもわからないヤフコメンターもいるが、いやいや、我が国ではかつて脱税容疑で聴取されそうになった総理大臣がいてな。それを「上申書」という形でうやむやにしたことがある。(2009/12/22の記事、「選挙が一番」参照)

 その「総理が脱税」という前代未聞の内閣で厚労大臣をやっていたのは、いったい誰だったろうね

 この長妻氏、

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 野党「下野して政権を譲れ」 辞任閣僚に証人喚問要求

 野党は14日、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡る4閣僚の辞表提出を受け「下野して政権を禅譲することを真剣に考えるべきだ」(立憲民主党の長妻昭政調会長)と岸田文雄首相ら自民側に要求した。辞任する閣僚らに対し、国会の証人喚問に応じるよう求める声も上がった。
 長妻氏は記者会見で、首相は裏金問題を安倍派だけの問題に矮小化しようとしていると非難。「これで逃げ切ろうと考えているとしたら、国民から大きなしっぺ返しを食らう」とけん制した。
(後略)
 共同通信 12/14(木) 11:55

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 こんなことまで言っているが、憲法67条「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」を無視して「禅譲」を迫る人間が「立憲民主」党にいるのはなんの冗談なのだろう。


 今回の話では、閣僚や役職を辞任した議員や閣僚から「政治への信頼を失わせて」という言葉がよく出てくる。
 それに付け込んで野党やマスメディアも騒ぎ、

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 橋下徹氏「国民が大暴動起こしてもおかしくない大問題」裏金の一方で国民”膨大負担”状況に痛烈

 大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(54)が24日、レギュラーコメンテーターを務めるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演。捜査が拡大する自民党派閥の裏金疑惑について、「国民大暴動」レベルの問題だと厳しく述べた。
(中略)
「だから今回、税金も払わないお金を政治家が裏金にして、それを自由に使っていた、それで国民に負担…僕、インボイスは基本的には賛成なんですけども、この状況の中で(インボイス制>度などの)あの膨大な事務を国民に負担を負わせる…で、政治家たちはこんな状況。これはね、国民たちが大暴動を起こしてもおかしくないくらいの大問題だと思いますね」と話した。
 日刊スポーツ 12/24(日) 15:24

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 テレビでこんなアジを飛ばしている人間もいる。

 彼は(2020/12/23の記事、その場その場で言うことが変わる人間なんて……)で書いたように、個人としての発言とテレビ人としての発言で正反対のことを平気でいう「テレビ芸人」だからおよそまともに相手にする価値もないのだが、それでも「テレビに出ている人」ということで影響力があるから厄介者。
「税金税金」というが、ならば「政治活動に課税はありか」議論からするべきで、「僻み、妬み、嫉み」の3み煽りをするものではない。

 自民の議員も併せてこういう人間たちが読めていないのは、「そもそも自民党は信頼されているから政権与党にいるわけではない」というところ。「裏切った」もなにも、多くの人は「自民なんてそんなもの」と思っている。
 そこにもってきて(2023/12/13の記事、また「政界の常識」からは目をそらすのか)で取り上げたような「野党もやってんじゃん」を棚に上げるから、政治不信が増えているのだ。さらには「マスメディア不信」も。

 自民は「週刊誌振り上げて騒いでいる野党よりまし」と思われているだけなのだから、

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「自民じゃないと政権を担えないというのは幻想」 立憲・泉代表

■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(自民党の派閥の裏金疑惑をめぐり)政治改革は、自民党では体質としてやれてこなかった。これ以上自民党政権に期待をしても仕方がない。「(現在の)野党(による)政権」を誕生させてくれたら、必ず企業・団体献金を廃止し、必ず文通費は公開すると約束する。そういう戦い方もある。自民党じゃないと政権が担えないというのは幻想でしかない。
(国民民主党から離脱した)前原誠司さんの掲げる教育の無償化は十分、野党政権の共通項目になりうる。「野党政権」では教育の無償化、給食費の無償をやるぞと。(ほかにも)この30年間の税制をいま一度見直すことについても、野党は共通している。
(岸田文雄首相には)大いに油断していただいて。我々が(政治改革を)進めますから。そのまんま最後まで油断して、のんびりと政権を運営していればいい。我々はそうはいかない。国民のために、改革を進めなきゃいけない。(BS11の番組収録で)
 朝日新聞デジタル 12/18(月) 22:17

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 本気でこんなことを言っているのならば、泉立民代表はさっさとその「政権運営ができるぞ」というところを見せなければ。

 来年度予算が閣議決定されるこの時期、自民党からは党内で税制改革論議をやっているニュースが出てくる。


https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1738176763400962094

 こういう活動を報告してくれる議員もいる。

 それに引き換え立民から出てくるのは、自身も不記載をやっていた人間が偉そうにしている「なんたら追求チーム」の話ばかり。
「いや、我が党も国家運営のための政調論議はやっている」と泉代表がいうのならば、それがマスメディアの主なニュースになるように抗議しなさい。「この30年間の税制をいま一度見直すことについても、野党は共通している」といっても、そのための動きがまったく伝わってこないのだから。

 野党を応援しているような人間はやたらと「政権交代で腐った自民の悪事を暴いてどうたら」というが、「無党派」の有権者が望んでいるのはそんなルサンチマン晴らしてせいせいするための易姓改革ではなく、日本をきちんと前に進めてくれる政策とその実行なのだ。

(2022/09/14の記事、次は「マニフェスト」の復活かな?)の頃から書いている「次の内閣に防衛大臣がいない」という話も、(立憲民主党サイト「次の内閣」)をみるといまだにそのままになっているし。

 政党の問題である政治資金の話でも、

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 岸田首相、中南米諸国訪問を取りやめ…政治改革などの対応に専念

 岸田首相は、来年1月に予定していたブラジルなど中南米諸国への訪問を取りやめる方針を固めた。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件を受け、当面は政治改革などの対応に専念する必要があると判断した。
 複数の政府関係者が明らかにした。首相は来年の主要20か国・地域(G20)議長国のブラジルに加え、チリやパラグアイを訪問する方向で調整していた。首相は、新興・途上国「グローバル・サウス」との連携を重視しており、改めて訪問の時期を探る考えだ。
 読売新聞オンライン 12/22(金) 17:28

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 行政の足を引っ張るばかり。

 それを、

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タコスでも食べに行く予定だったの?
燃料費気にせず無駄な外交旅行に行けていいですね。
まっ、寒いから暖かいエリアに行きたいでしょうね、党内、国会、国内の温度差は激しいですから。

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そのタコスで数百億のODAを約束してくるからな。。。

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二度と帰って来ないなら行ってほしい。


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今のこんな状況で見送ったのはいいことですね。
普通に考えると当たり前なんですが、この方達にはそういう感覚がある人がなかなかいないので…

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終わりが見えた総理大臣の訪問は意味が全くないからな。つまり、税金と時間と人材の無駄遣いになること間違いないからな。

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見送りしたから何になるの?
日本にいても何もしないくせに。
また、どうせ南米に行っても金をばら撒きに行くのでしょう?
1日も早く総理大臣を辞めて頂きたい。

 時事通信 12/22(金) 19:37配信「岸田首相、南米訪問見送り」コメント欄より

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 とひたすら揶揄しているだけの層にアピールしているから、支持率がじりじりと下がっているという事実をきちんと見なければ。


 本日のカウントダウン。

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 新年の幸せ願い「にっこり」門松、一つ一つ手作り 兵庫・小野


(写真、神戸新聞NEXTより。笑顔に見えるように切りそろえた竹で組まれた門松=小野市垂井町)

 正月飾りに用いられる門松の生産、出荷が各地でピークを迎えている。
 門松づくりで約半世紀の歴史がある小野市垂井町の「小野竹工芸 土井」は、竹の断面をにっこりした笑顔に見えるよう切りそろえるのが特徴。高さ約120~210センチの4種類を制作している。
 店舗近くの作業場で、6代目の土井重毅さん(44)が先代の父賢一さん(75)ら家族と組み上げ作業などに汗を流す。自家栽培のハボタンやナンテンなどで飾り付け、今年は100組ほどを地元や周辺地域に出荷するという。
 重毅さんは「幸せがもたらされますようにと願いながら一つ一つ手作りしています」と話した。(斎藤雅志) 
 神戸新聞NEXT 12/25(月) 18:30

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 伝統にちょっと一工夫(笑)。こういうのは楽しくていいな。

 どこの地方だったかなぁ。NHKニュースではこういう形のものに「目」をつけているものも紹介されていたが、それはちょっと「あざとい」。
 これぐらいでいいんだよ、これぐらいで。
 あとは「人の想像力」が補ってくれるから。