大阪・関西万博が始まりました。

 

 
新型感染症の時期を経ているので、各国からの参加が少なかったとか、パビリオンにかける予算がないとか当初から色々な問題がありました。日本側が参加国のパビリオン建設予算を受け持つとかまぁ色々。開会までは厳しい事情が続いていたように思います。
 
東京五輪2020も、当初から国立競技場のプレゼンを巡って色々あり、演出についても何回も企画者が変わり、小池都知事は「レガシー」に拘り、2013年の招致合戦の時には2011年に起きた東日本大震災の復興支援の為!といいながら被災地で計画されていたスポーツは都内周辺に会場変更したり、東京五輪と言いながら、東京ではない場所で行われたり…国立競技場は最終的に隈研吾氏設計の木をふんだんに使った国立競技場建設になりましたが、最近は腐食が進み始めたとか、大きな予算を使って建設した割に利用が少ない‥とか、前にも後にも色々な問題を抱えているように思います。
 
国際的なイベントが非常にやりにくくなったブー
国民の理解が得にくくなったドクロ
そんな印象を受けています。
 
1970年の大阪万博、1985年のつくば博、2005年の愛・地球博(愛知万博)などにはまだ国民の期待・企業の技術披露・観光としての万博であったように思います。
大阪万博は日本のパビリオンとともに、アメリカ館の「月の石」が話題になったし、つくば万博は、日本の技術を世界に見せつける場。

 

 

世界中で販売されている、あの商品・この商品の原型はつくば博で日本が世界に紹介した「最先端科学技術」で作られていると言われています。詳しくは↑のブログで書いています。

日本の技術が世界によって盗まれた?というより、日本はギブ&ギブで世界に技術を分け与えていると思った方が良いと思います。

 

 

さて、色々問題が起きながらも始まった大阪・関西万博。

悪天候の影響で、ブルーインパルスのアクロバット飛行や、空飛ぶ車のデモフライトも中止になったとか。踏んだり蹴ったりの万博となっているようですが、みなさんご存じでしょうか?万博が開かれる別の意味を・・・

 

 

今回、万博の開会式は天皇・皇后両陛下のご臨席のもと行われました。

東京五輪2020も同様でした。

今回の大阪・関西万博の主催は公益法人「2025年日本国際博覧会協会」で、名誉総裁は秋篠宮皇嗣殿下。本来は皇嗣殿下が言葉を開会式にご臨席し開会のあいさつをしても良いところですが、天皇陛下が出席し・開会のあいさつをしました。

 

 
日本の皇族も含め、海外の要人や王族は気楽に海外に出かけることなどできません。
公務として出かけることは出来ますが、気楽に渡航は出来ないのです。
 
しかし、どこかで国際イベントが行われている時は別で「親善大使」や「国の代表」として出かけることが出来るのです。天皇陛下が言葉を述べることで、各国の要人や王族などは「天皇陛下の開く博覧会」に来日しやすくなるのです。
 
もちろん遊びに来るわけではありません。
名目上は視察。そして大阪だけでなく東京に来て天皇陛下に謁見を求めます。
王族は別として、各国要人は天皇陛下に謁見することで箔が付くといいますか?その後安定した政権運営を担えるようになります。

 

今上天皇が即位して最初に来日した要人は、トランプ大統領でした。

退任する2021年1月までは安定的な政権運営を担っていたように思いますし、トランプ帰国の際には、天皇皇后両陛下が宿泊先のパレスホテルまで出向いてお見送りされるほどの歓迎ぶりだったと記憶しています。

 

 

皇族方の即位の礼での外国要人来日は特殊事情ですが、その後各国は「余程の理由」がないと来日は難しくなりますが、今回のような「天皇の博覧会」は要人にとって来日理由のできる重要な時期なのです。

 

これからの半年間、どの国の要人が来日するのか?楽しみです。

 

世界景気が混乱する中開かれた1985年のつくば博。

その後日本は同じく1985年のプラザ合意を経て、日本にマネーが集中してバブルになった時代とそっくりな様相の2025年。

 

まだ扉は開いたばかりですね。


さて、日本のパビリオンにも注目しておきましょう。

テーマは循環型社会?。全ての国が後進国、途上国から先進国並みの社会になり、この後の急成長は難しくなります。日本もそうですが、あとは便利で手をかけなく生活できる社会を維持するしかありません。


スマホなどに頼り、自分で調べたり考えたりしなくなる人間の脳は衰えてしまうかもしれません。

科学技術は便利な面、人間の体化・存在意義を問うかもしれませんが、いずれ人間は労働をすることさえやめて、ロボットなどが対応する社会になると思っています。



映画ターミネーターのような、ある意味ロボットが人間を支配する日が来るのか?はわかりませんが、ある意味警鐘では無いでしょうか?


今回の目玉の1つに「火星の石」があるようです。1970年の万博では「月の石」が目玉になったようですが、今回は火星の石?



 また、バンダイナムコの展示する「実物大ガンダム」もファンにはたまらないですね。




あとは会場でチェックしてみたいです。