以前、「NTTはオワコンなのか?」という事について自論を書きました。

 

 

この中で、NTTは次世代通信網6Gや7Gについて、2010年代から取り組んでいることや、現在のNTT法下では筆頭株主が財務大臣であること、完全民営化になっていない特殊法人であり「国策上必要な公共性の高い事業」を行う会社と書きました。

 

7月26日には新たなニュースが飛び込んできました。

 

「飛び出す立体映像をNTTが開発」したそうです。

飛び出す立体映像は、今まではゴーグルや眼鏡をかけての視聴、また一人で見る映像はあったものの、複数が同時視聴可能なシステムは世界初だそうです。

 

ちなみに、VRゴーグルはパナソニック(当時はナショナル?)が1985年のつくば万博で世界で初めて発表したらしいですよ。
日本は、軍事転用できないためにゲームなどの民生品に限って使われてきたらしいですが、技術供与した海外では軍事用に使われているようです。
 
今回NTTが開発した、複数人がVRゴーグルなしで視聴できる立体映像…とは、
1977年に公開された「スターウォーズ/エピソード4」で公開されたレイア姫のホログラム映像(空間立体映像)のようなものだろうか?

 

 

NTTによれば、超鏡空中像と呼ばれる鏡の中と鏡の外に自在に移動させることが出来る映像新技術の事のようだけど、凡人にはよくわからない。

ただ言えるのは、NTTの開発した技術はいずれ世界のどこかで使われるようになるかも?と言う事です。

 

今まで日本学術会議は「世界平和のために技術が使われるのは構わないが、軍事研究の為に技術を使わせない」としてきましたが2022年に軍需用・民需用の境界あいまいになってきたことを理由に、「分けて考えることはもはや困難」と55年ぶりに見解を変えています。

 

 

日本学術会議は内閣府の機関の1つであるので、今後日本の軍事的転用を容認する動きが出る前に布石を打っておこうという意図があったかもしれません。

 

このブログで以前から書いている事ですが1945年以降、日本は米軍の傘下にあります。GHQが去った後も日本には米軍が駐留し、またこれを正当化するために、日米安保が作られました。しかし、今米軍は世界への派兵を縮小し本国に帰還させる方向で動いています。米国本土だけでなくグアムなどの領土移転も含んでいます。

 

アジアからの撤退は中国とアジア諸国の戦争を目論むのではなく、経済ガタガタ政治ガタガタのアメリカに海外派兵をするだけの資金が無いと考えます。日本は米軍駐留に多額の予算(おもいやり予算)を付けて、日本側負担で米軍駐留をさせていますがアメリカとしては「日本から早く出ていきたい」というのが本音でしょう。

 

米軍が出て行ったあとは、日本は独自の軍編成をしなければならないので、米軍傘下での民生用に限定できなくなったので、軍事用にも使う…前提かもしれません。

 

沖縄県辺野古地区の整備の話が出たときは「自衛隊が辺野古を使うための整備だけど、自衛隊が使うというと反対が出るから、米軍の為に整備すると言ってるんだ」と思ったものです。普天間基地をそのまま自衛隊が使えば「基地返還」を主張する勢力と対峙する形になるので、「米軍撤退で基地返還」「自衛隊辺野古基地」で落ち着くと思っています。

 

話が逸れましたが、科学技術の背景を知っておくことは必要だと思っています。

過去ブログに書いた通り、科学技術の基は日本で開発され、世界にばらまかれていると思います。

〇 飛行機素材の炭素繊維は日本メーカーが開発したもの(軽量化)

〇 ステルス戦闘機のステルス技術は日本が開発したもの

〇 iPhone、iPadに使われている技術は日本のもの

 

2005年の万博「愛・地球博」では日本企業によるロボット技術が数多く発表されています。愛・地球博のアーカイブがあったので載せておきます。

 

 

例えば、掃除ロボット

「自らが進む進路を決めて、障害物を避けて床掃除をしていく・・・」

 

 

公開されたものはこちらですが、アレ?ルンバの技術って???

 

接客ロボット

「来場者への案内を行う」

 

こちらはイラストですが、アレ?ペッパー君???

 

また愛・地球博では世界で初めて「人型ロボット」も日本企業によって発表されたそうです。

 

 

次世代車いすロボット

「人を乗せ自動走行機能で障害物を避けて目的地まで連れていく」

 

これって、羽田空港にありますよね。

勝手に障害物を避けながら移動していって驚きました。

 

 

ロボット技術は、少子化になり人手不足になるときに役立つと言われています。

2005年に発表されたということは、どの企業も政府ももっと前から日本の人口減を予見していたということに他ならないのですね。

ベーシックインカムのようなシステムを採用するのにも、人口が少ない方がやり易い。そして人口減でロボット技術発展のためには、半導体が不可欠なんですよね。

 

今後、世界中で人口減に取り組むかもしれません。

すでにトランプは「大統領になった時は、移民をすべて排除する」と言っています。

もしトランプ大統領になったら米国は大混乱でしょうね。

米国民主党は左派的と言われますが、カマラ・ハリスは右寄り。

左派はマイノリティ擁護の立場ですがハリスは司法長官時代は反マイノリティだったと言われ、今後順風満帆か?と言われると疑問が残ります。

 

世界の国々は難しい時代に入ったと思います。

 

世界が成長もなく難しい時代…そんな時日本の科学技術は大発展するのですよね。

1970年代も1980年代もそうでした。(米国の成長は1990年~2020年)

 

さて、今後どうなるのかな?

 

 

さいごに

 

武蔵野市にNTT技術史料館ってあるんですね?

ちょっと行ってみたくなりました。

 

 

 

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