田代 Yukio のカイロス便り -13ページ目

■ベターハーフ

唯川 恵
ベター・ハーフ

■2005年9月25日発行

■定価: 680円


■面白度:  ★★★★★★

男女の善悪、美醜、強弱、常に両面を見据えている傑作です。

日数をおいてまた味わって読みたいですね。

4日で完読。


■分身

東野 圭吾
分身

■1996年9月25日発行

■集英社文庫  ■定価:  729円


■面白度: ★★★★★

二人の分身の個性の違いがハッキリと出ていて面白いです。

外見は全く同じでも、中身、心の分身は不可能ということでしょうか。

もっとも心まで同じ分身なら、映像ならともかく、その違いを文字では表現できないでしょうが。

後半の分身の苦悩と葛藤が読み応え。作者のメッセージか。

今年6月で37刷、という売れ行きも凄い!


■めまい

唯川 恵
めまい

■2002年6月25日発行

■集英社文庫  ■定価:  500円


■面白度:  ★★★★★

唯川作品2作目。短編10作品が収められています。

一編20~30分程で読めました。

こういうのを「ライトノベル」というのでしょうか。構成がどれも面白い。

「解説」でも紹介されているように最後の「月光の果て」には、前9作にはない、すがすがしさが、読後残る。

来月、2作は読みたいですね。