133億円の基金取り崩しで収支トントン。平成30年度決算審査へ | 重冨たつや(地域政党あしたのかわさき)公式ブログ

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平成31年度が始まって、さらに元号が変わったことで大昔のことのように思えないこともないですが、先日、平成30年度の決算見込みの報告がありました。

 

人口が増えて財政が豊かなイメージを持たれることが少なくない川崎市ですが、平成30年度も単年度で収支トントンとはいかずに基金を133億円取り崩しを行いました。

 

予算策定時に見込んでいた196億円の取り崩しは回避できたものの、133億円の取り崩しは川崎市が提示している「収支が改善したら毎年20億円積み立てなおす」計画を実施したとしても、穴埋めに7年間かかる金額です。

 

例年、決算のときには予算よりは少ない取り崩しになるのですが、平成30年度予算が示されたときはさすがに196億円の取り崩しを認めるわけにはいかないということで予算に反対しました。

 

そのときの「平成30年度予算は組みなおすべきだった」という僕の主張に対する市長との議論がどの程度意味をもったのかは全くわかりませんが、基金の取り崩しを63億円少なくできたことはとても喜ばしいことだと思っています。

 

しかしそんなのんきなことを言っていられない状況は続きます。

川崎市は平成24年度から継続的(平成27年度は除く)に基金の取り崩しを行っていて、すでにこれまでの取り崩し金額は432億円になっています。来年度から20億円ずつ積み立てなおしたとしても20年以上かかる金額です。

 

この基金は川崎市が発行している市債(国債の市バージョン)を償還するときのための積立金です。

 

自治体は通常、市債を発行して金融機関や投資家からお金を借りているので、当然将来的にはそのお金を金融機関や投資家に返さなければいけません。発行している市債は毎年500億円~600億円です。

 

これまでの市債発行残高は1兆円を超えていてそれにあわせて基金にも積み立てを行っているので、いますぐに基金のお金がなくなる状況ではありませんが、

 

「基金を取り崩す⇒基金を積み立てなおす」という行為は、結局は「今足りない財源を、基金を介して将来の財源から持ってくる」ということを意味します。

 

9月から始まる議会では平成30年度決算に関する議論がメインになります。

 

今のところ決算の概要しか公表されていませんが、今後詳細が公表され次第、議会に向けて勉強を始めていこうと思います。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。