今日は同じ様な記事を2つ見たのでその事を。

 

 

 

ゼンデイヤもビリー・アイリッシュも、有名になったのが13歳−14歳ごろです。

どちらも非常に早い年齢からの成功で、周りの環境だけが一気に年を取って、そこに精神の成長が追いついてないのかなと記事を読んで思いました。

 

ゼンデイヤは「すごく大人にならなければならないように感じていました。早くに一家の大黒柱となり、いろいろなところで役割の逆転が起きていた──まさにそうした状況の中で成長したのです」と話しています。

 

また18歳でグラミー賞を制覇したビリー・アイリッシュは「成功後、70歳の老人のような生活を送ることになった」と記事にありました。

 

 

 

 

特にアメリカでは顕著だと思いますが、子役や若くして成功した歌手がその後の人生にかなり苦労をしている例がよく見受けられます。

 

この2人の話を見ていると、占星術的に言えば、まだまだ成長の段階で突然土星のような感じになるからなのかなぁ?と思ったりしました。

 

ゼンデイヤの場合は家族のために大黒柱にならないといけなかった、ということと同時に、「(子役の頃から)完璧な存在にならなくてはならない、みんなが私に求めていることをしなければならない、すべての期待に応えなければならない」と感じていたとあるので、人格的にも突然土星的な人間にならないといけないというプレッシャーがあったんだと思います。

 

そしてファンのお手本を演じている自分が、全く何の知識も経験もないのだということに気が付きすごく悩むんだそうです。

当時はそんなことを考える余裕も選択肢もなかったそうですが、27歳になった今になってやっと「10代の悩み多き時期を過ごしている」のだそう。

 

 

 

 

 

ビリーも突然自分に与えられた「天才少女」という肩書を壊さないようにしているうちに、7年間引きこもりになってしまったそう。

特に20歳の誕生日会を開いた時、周りにいる人が全員ビリーが雇ったスタッフだということに気がついて、そこから精神的に更に追い詰められてしまう事になったそうです。

当時の彼女は「上下関係のない対等な人間関係が存在しなくて、周囲から怖がられていた」のだとありました。

 

今年の5月に発売されたビリーのアルバムテーマは「2019年の本当の自分に戻る」というものだそう。

2019年、すでに彼女は有名人でしたが、まだ一人の少女としての心が残っていたころだったそうで、このアルバムを通して「天才少女」から「ただの女子」である自分を表現したいんだということです。

って言ってるビリー、まだ22歳です。

 

15歳でデビューした宇多田ヒカルさんの年表を以前作ったときも、「え、離婚した時まだ24歳?」っていう感じがしました。

その後27歳で「人間活動宣言」をするので、みんなこうやって一気に歳を取りすぎてしまった環境に自分を合わせていく時間みたいなのが必要なんだな、と思います。

土星より前の天体のことをやり直していく?やっていく?時間っていうか。

 

丸ブルー- 赤緯- 宇多田ヒカルさんのセカンダリーの月

 

そうやって自分と向き合う時間や、過去にできなかったことをやれなかったような子役たちが、ドラッグや酒やにハマっていくのかなと思いますが、土星の土台を完成しないままに先へ進んでしまうからなのかな、と思ったりしました。

 

 

 

 

 

ビリーは同じく子供の時から大成功を遂げたジャスティン・ビーバーの大ファンということが知られていますが、ジャスティンがビリーに対して、

 

彼女にはやりたいことをやらせてあげて欲しいし、必要ならば僕がそばにいるつもりだ。

彼女をただ守りたい。僕が通った道を彼女には通って欲しくない。というか、誰にも通って欲しくないよ。

もし彼女が僕を必要とするなら、電話1本くれればいいと知っておいて欲しいんだ

 

と涙を流して答えたという記事を見て、早咲きっていうのもすごく大変なことなんだなぁ、と凡人は思いました。

わかってあげられる人少ないですよね。

 

大器晩成とかちょっとなぁ・・って思うこともありますが、派手ではないけど着実に地に足つけて仕事をできている事ってすごく良いことなんだと思いました。

ちゃんと成長過程を経てきてるってことだと思うので、そういう意味では安定感がありますね。

 

着実に一歩ずつ型なのか、早くに土星っぽいところまでたどり着いてそこからまた自分を固めていくのかは人それぞれだと思います。

まあ大半の人が基本的には一歩ずつ型だと思うので、その時期に自分ができることを一生懸命やって地を固めていくって大事なんだと思います。