巨匠パブロ・ピカソ大先生の4番目の娘で、ティファニーのデザイナーとしても活躍したパロマ・ピカソの記事がありましたので、今日は彼女の星を見てみたいなと思います。

 

 

 

 

 

パロマはパブロ・ピカソのパートナーであったフランス人画家のフランソワーズ・ジローとの間に生まれた女性です。

 

パロマのキャリアは20歳ごろ、コスチュームデザイナーとしてスタートしたそうです。

当時、演劇をしていた彼女は、演劇で使うためのネックレスを地元のマーケットで買ったラインストーンでデザインしますが、これがすぐに注目を集めたそう。

そして友人でもあったイヴ・サンローランにデザインを見せると、サンローランはすぐに彼女に作品を依頼し、ここからジュエリーデザイナーとしてのキャリアが始まるそうです。

 

 

 

 

 

まず、イヴ・サンローラン友達なん、?え?っていう気持ちが生まれますが・・

 

この記事によると、「芸術家の両親のもとに生まれたため、生涯クリエーターに囲まれて育ったのだ」とありました。

両親の七光り的なものではなく、彼女自身が自分の地位を確立するにつれ、更に多くのアーティスト、デザイナー、社交界の人々たちとも親しくなったそうです。

特にイヴ・サンローラン、アンディ・ウォーホルと親交が深く、彼らのミューズでもありました。

 

そういうパロマのディセンダントには太陽と金星がぴったりと重なっています。

周囲に華やかな人が多いというのはそのまんまですね。

 

ちなみに母親はパロマに「芸術家になれ」というプレッシャーを与えないようにしていたそうです。

幼少期から彼女にアートの才能があったことは明らかだったそうですが、親と同じ仕事をするのはありきたりだなと思い、あえて14歳で絵を描くことを辞めたそうです。

 

 

 

 

 

父であるパブロ・ピカソの太陽はパロマのアセンダントにコンジャンクション(&パロマの太陽とオポジション)で、パロマのMCに父のアセンダントがコンジャンクションしています。

父とは4年しか一緒に過ごさず、最終的には父の家に出入りすることすらも禁じられたそうですが、パロマにとっては父は優しい人であり、沢山のいい思い出があるそうです。

「(父が)紙と鉛筆を与えてくれたので、私は絵を描いていたんです」と記事にもありました・

 

またパロマは父にとってもミューズであり、「オレンジのパロマ」や「青のパロマ」など数多くの絵画に彼女を登場させています。

パロマはスペイン語で鳩という意味で、パブロが生涯に渡ってテーマとしたモチーフだそう。

 

娘にとっては自分の目指すべき社会性のお手本みたいな存在が父であったり、父も娘(パロマ=鳩)が自分の作品(太陽)だったんだなと思うなどしました。

 

ピカソという名字は私の存在意義であり、私の人生を決めたもの」と記事にもありましたが、父の存在=自分の存在っていうのもアセンダントに父の太陽なんだなぁって思います。

 

これだけ有名な名字をもっていると、そりゃ影響しかないとは思います。

 

 

 

 

 

パロマの太陽は父の太陽とオポジションになっていますが、これは彼女が自分のことをアーティスティック(芸術的)ではあるがアーティスト(芸術家)ではない、と話している言葉に表れているのかなと思いました。

 

彼女いわく、芸術家は自分の中に作品の意図や答えがありますが、彼女の場合は、ジュエリーを身につける人の事を考えないといけないのだということでした。

相手ありきの作品を生み出すっていうことが彼女にとってはアーティストではないということですが、それもディセンダントに乗る太陽って感じだなって思うし、父とは反対の仕事なんだっていう感じがしました。

 

 

 

 

 

「相手ありき」とはいうものの、はじめの夫である劇作家のラファエルは、パロマの能力が「育ちのいいお嬢さんの気まぐれ」にしか見られていなことに不満を感じ、彼女を彼の演劇作品の主役に抜擢したそうです。

 

そこで彼女の美しい肌や髪、のちに彼女のトレードマークとなる赤い口紅が注目され、彼女自身がブランドイメージとなるように戦略を立てたそうです。

 

そこから、自身の名を冠した香水から化粧品から様々なラグジュアリー製品をプロデュースし、「父の偉大な存在を乗り超え、世界で不動の地位を確立し」ていきます。

 

彼女のアセンダント天秤座の支配星がディセンダントに飛んでいるので、周りに求められるものとか「こうしてみたら?」みたいなアドバイスで個性を発揮していくっていう感じなのかなと思いました。それも金星なのでこういうキラキラした感じがあっているんでしょうか。

 

太陽・金星・水星が木星とスクエアになっているので、色んなことに興味があったり(実際女優からデザイナーから幅広いことをやっている気がします)自分の言葉がやたらに大きくなる=影響力があったりするのかなとも思いました。

 

「赤」が彼女のシグネチャーだったというのも、牡羊座に太陽と火星がある彼女そのものなんだろうか、と思うなどしました。