カメキチの星と野鳥写真の部屋

カメキチの星と野鳥写真の部屋

Star and Birdwatching by Kamekichi
かつて天文少年だったカメキチが、長い冬眠を経て、定年退職を機に星と野鳥写真の撮影を再開した記録です

カメキチです。

先日(10月17日)レモン彗星とスワン彗星の写真をアップしましたが、その後、全く晴天に恵まれず、今日(10月27日)になって10日ぶりに雲間からレモン彗星(C/2025 A6)の姿をとらえることができました。

 

2025年10月27日17時58分~18時05分

PentaxK-70(ISO1600)+ SHARPSTAR 50EDPH(275mm F.5.5)

AZ-GTi(経緯台モード)にて導入・追尾 

5" x 90コマをStellaimage にてメトカーフコンポジット

 

空がもう少し暗くなるまで待ちたかったのですが、雲に隠れそうになったので、薄明かりが残る中で撮らざるを得なかったのが残念です。

でも、総露出時間が短かかったわりにはダストテイルも写っているようなので、カメキチ的には満足です ニコニコ

その後、西の空はすっかり雲に覆われてしまったので、スワンは撮れませんでしたえーん

もう一度くらい機会があるといいですね。

 

カメキチ

こんにちは、カメキチです。

 

ここのところずっと明け方のレモン彗星(C/2025 A6)を狙っていたのですが、どうも天候に恵まれなかったり急用が入ったりして・・・

それでも昨日(10月17日)、夕刻の西空にも姿を現すようになったレモン彗星を、同じく西の空に姿を見せていたスワン彗星(C/2025 R2)と併せて、何とか撮影できました ニコニコ

実は今日(10月18日)も狙っていたのですが、雲に覆われていて撮れそうにないので、昨日撮った写真をアップさせていただきます。

それぞれ、全景とトリミングしたアップの写真になります。

レモン彗星が思ったより低空で(下に木立が写りこんでます)、光度も思ったほど明るくなく、薄明が終わり切らないうちに撮らざるをえなかったのでイマイチの出来栄えですが、ご笑覧下さい。

 

レモン彗星

もっと大きい彗星かと思っていたので200mmの望遠レンズで撮ったのですが、この大きさなら400mm位の望遠鏡を用意すればよかったですね。

それでも、かろうじて尾が写ったので、カメキチ的にはよかったです ニコニコ

 

スワン彗星

残念ながら尾は写らなかったのですが、スワン彗星は天の川の中に入ったので、背景が賑やかですね。

 

使用機材はPentax K-70(ISO1600)+TAMRON SP 80-200mm 1:2.8 LD (200mmF4 にて撮影)を使用しました。

レモン彗星は午後18時10分から、スワン彗星は午後18時30分からそれぞれ5秒露出で120コマ撮った画像をStellaImageで彗星の動きに合わせてメトカーフコンポジットしてあります。

どちらの彗星も、短時間の撮影ですが移動が大きいですね!

導入と追尾はAZ-GTiの経緯台モードです。

それにしてもAZ-GTiは便利ですね。

スマホにインストールしたSynScanのデータファイルさえ更新しておけば、対象の彗星を選ぶだけで、一発で導入できます。

 

レモン彗星はこれから高度も高くなって増光も期待されているので、来週にでももう一度撮影する機会があればいいのですが、残念ながら天気予報はイマイチですね"(-""-)"。

 

カメキチ

カメキチです。

 

野鳥撮りにテレコンバーター(テレコン)を使っておられる方も多いかと思います。

Pentaxではリアコンバーター(リアコン)と呼んでいるようですが、要するにレンズとカメラボディとの間に装着して焦点距離を伸ばしてくれるアダプターのことですね。

カメキチも重い望遠レンズを持ち歩くのが次第に億劫になってきたので、最近では300mm位までの小型軽量のレンズにテレコンを装着して、身軽に野鳥撮影を楽しむようになりました。

野鳥撮りの標準レンズは500mmという説もありますが、わずか100グラムちょっとのアクセサリーを付けるだけで、焦点距離を1.3倍から2倍近くまで伸ばせるのでとても便利なアイテムですね。

 

その一方でテレコンの短所として 

①F値が大きくなってレンズの明るさが落ちる 

②画質が劣化する 

の二点がよく指摘されます。

最初のF値の問題はどうしようもありませんが、最近はデジカメの高感度特性も随分と良くなって、レンズの明るさを補うためにISO感度を上げても、ノイズの発生をかなり抑えられるようになってきました。

というわけで本日深掘りしてみたいのは、二番目の画質の劣化の問題です。

 

かつてはカメラレンズとボディの間に余計なレンズを挟めば、画質が劣化するのは当たり前といった思い込みがあったようです。

そのため、「テレコンは邪道」とおっしゃる方もいらっしゃいました。

確かにレンズのコーティングの質にもよりますが、少なくとも画像のコントラストが多少低下することはあるかもしれません。

でも遠方の対象を撮った際の画像の精細さという点では、300mmで撮った画像をトリミングするより、例えテレコン越しであっても450mmレンズで撮った画像の方が、原理的には綺麗に写るはずです。

 

この点については、いろんなサイトでテスト撮影の結果が報告されていて、テレコンを挟むと画像がボケるという話もあれば、テレコンを使っても必ずしも画質の劣化は伴わないとの体験談も数多く出されています。

実はカメキチ自身は以前から、テレコンを付けた方が遠くの対象は綺麗に写るような気がしてました。

ただこれは体感的な感想で、テレコンを付けた画像と付けない画像とをきちんと比較したわけではありません。

そこでカメキチは、遠くの小さな対象を撮影した際に、普段使っているテレコンが画質にどのような影響を与えるかを調べるために、簡単なテストをしてみることにしました。

 

Pentaxユーザーのカメキチは同社のテレコンを2種類所有しています。

野鳥撮りではオートフォーカスが使えた方が何かと便利なので、どちらもAFに対応したメーカー純正品です。

 

一つは HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AWです。

 

 

こちらはオートフォーカスレンズに取り付けるタイプで、カプラー経由でカメラボディ内のモーターを使ったAFと、レンズ内のモーターによるAFのいずれの方式にも対応しています。

 

いま一つはこのブログでも何度かご紹介したPentax-F AF Adapter 1.7Xです。

 

 

もう20年以上前のフィルムカメラ時代のアクセサリーで、そもそもカメラランズがAF化し始めた頃に、マニュアルレンズの資産を生かすために作られたアダプターです。

テレコンの中にオートフォーカス機能が内蔵されていて、マニュアルレンズや望遠鏡でもオートフォーカス化できるというPentaxの秘密兵器です。

Borgの望遠鏡を使って野鳥撮りを楽しんでいたマニア(カメキチもそのうちの一人ですが ニコニコ)の間では有名なアイテムでしたが、数年前に惜しまれつつ製造が打ち切られました。

 

撮影対象は、カメキチの家の窓から見える給水タンクです。

野鳥撮りで画質を比較するのは、テレコンを着脱している間に逃げてしまいますから無理ですね  !(^^)!

まずテレコンなしで撮った後に、同じ対象を更に1.4Xテレコン、1.7Xテレコンを付けて撮影しました。

トリミングが前提となる野鳥撮りに条件を近づけるため、下の写真の矢印で示した中央と左端の二か所の拡大画像を切り取って比較することにします。

 

 

試写に使ったレンズは、絞りがないために撮影条件を揃えやすいことから、以前にご紹介した三枚玉アポクロのSHARPSTAR 50EDPHです。

 

まず 50EDPH テレコンなし 焦点距離270mm F5.5

 

中心画像

 

左端の画像

 

50EDPH + 1.4X テレコン 合成焦点距離385mm F 7.7

 

 

50EDPH + 1.7X テレコン 合成焦点距離 468mm F 9.4

 

 

どうでしょう?

正直、カメキチは非常に驚きました。

テレコンを付けても画像の劣化は全く感じられないどころか、はるかに精細で鮮明な画像が得られます。

また、画像の中心部と左端でも、画質の違いはほとんどありません。

心配したコントラストの低下も全く感じられませんでした。

 

望遠鏡ではなくカメラレンズでも結果は同じですか? というご質問をいただきそうですので、最近修理に出したPentax DA★ 300mm F4 ED SDM300mmを使った画像もアップしておきます。

一番上の矢印付きの全景写真はこのレンズで撮ったものですが、中央と左端とで画質にあまり変わりがないことがわかったので、今度は左端の画像のみの掲載となります。

 

Pentax  300mm F4 ED テレコンなし 絞り開放

 

 

Pentax  300mm F4 ED 300mm + 1.4X テレコン 合成焦点距離420mm F5.6

 

 

Pentax 300mm F4 ED 300mm + 1.7X テレコン 合成焦点距離 510mm F 7.8

 

 

こちらもテレコンをつけた方が明らかに写りがいいですね!

個人的にとても嬉しかったのは、20年以上前の古いレンズということで画質に一抹の不安を感じていた1.7X テレコンが、思いの他に写りがよかった点ですニコニコ

拡大率が大きいこともありますが、最新の1.4Xテレコンより精細に写っているような気さえします。

BorgやSharpstarのような望遠鏡に取り付けてAF撮影をするとなると、1.7Xテレコンしか選択肢がなくなるので、カメキチ的には大きな収穫でした(*^▽^*)。

Pentaxでしたらレンズに関係なくカメラボディ内で手振れ補正も効きますので、久しぶりにボーグでも持ち出して野鳥撮りに出かけようかと思っています。

あ、でも機材が重くなってしまうか・・・ ^^; 

 

尚、今回のご報告は、あくまでカメキチが所有しているPentaxの純正テレコンに限ったものです。

他のメーカーさんのテレコンだとどうなるか、興味津々ではありますが。

また、HD PENTAX-D FA150-450mmF4.5-5.6EDなんかを使って、上の画像と比較できればよかったのですが、このズームレンズは値段の面でも重量の面でもカメキチには到底手が出ませんので、悪しからずご了解ください。

 

皆様のご意見、ご感想をお待ちしています。

 

カメキチ

 

 

ご無沙汰してます。カメキチです。

ばたばたと日々を暮らしているうちに、3か月ぶりのブログ更新となってしまいました。

今回は、この間に撮り貯めた写真をお届けします。

特に目当たらしいものはありませんが、どうかお気楽にご笑覧下さい。

本当は、ペルセウス流星群の写真を大々的に特集する予定だったのですが、すっかり雨にたたられましたねえーん

というわけで、まずは酷暑の中の早朝散歩で撮ったいつものカワセミから。

 

 

この日は久しぶりにPentax DA★ 300mm F4 ED SDM300mmを持ち出しました。

このレンズはキリっと締まった写真が撮れるので、とても気に入ってました。

過去形にしたのは、かなり以前にレンズ内蔵のSDMモーターが動かなくなってしまって、長らくマニュアルフォーカスの天体写真専用レンズとして使ってきたからです。

レンズ自体はカビ・クモリもなくきれいですので、この夏に思い切って修理に出すことにしました。

FCSにお願いした修理代金は、思ったより安く済みましたニコニコ

福井は遠いのですが、FCSさんに頼むと見積もりや修理は早くて丁寧ですし、宅配屋さんが自宅まで取りに来てくれるのに、往復の送料は無料というのが嬉しいですね。

上の写真は、レンズが無事手元に戻って、その三日後に撮ったものです。

なかなかよく撮れていると思います。

 

こちらはいつものお散歩セット、Pentax K-70 + HD Pentax-DA 55-300mmF4.5-6.3 EDで撮ったものです。

 

 

次の写真もお散歩セットで撮ったものですが、相変わらず色合いがきれいですね。

 

 

さすがに単焦点のスターレンズだけあって300mmF4EDの方が写りもいいようですが、この小型・軽量ズームレンズのお手軽さにはかないませんね。

下は、修善寺の川べりを歩いているときに見かけたカワガラスを、橋の上からこれもお散歩セットで撮ったものです。

 

 

暗がりにいたものをアプリで無理やりあぶりだしたので、少しコントラストが悪いですが、それでも表情がよくわかります。

 

尚、前回ご紹介したSharpstar 50EDPHは、天体の電子観望専用となりつつありますが、先日もS天文同好会の親子天体観測会で球状星団の姿をパソコン画面に映し出してご好評をいただくなど、大活躍しました。

そのうちにまた、野鳥撮りにも持ち出そうかと思っています。

 

最後に、これは野鳥ではないのですが、二宮の吾妻山までハイキングに出かけた際、たくさん飛んでいたタマムシがあまりに綺麗だったので、思わず撮らせていただきました。

同行していたうちの奥さんは、生きたタマムシを見たのは生まれて初めてだそうです。
 

 

あまり寄れない茂みの中のタマムシを5メートル以上離れて撮ったので、あまりきれいには写りませんでしたが、いい思い出になりました。

そういえば奥さんは、修善寺のカワガラスも「そういう名前の鳥がいることも知らなかった」とつぶやきながら、かわいい姿に見惚れているようでした。

 

これからもちょくちょく更新しますので、お見捨てなきよう、末永いお付き合いをお願い申し上げます。

 

残暑厳しき折、くれぐれもご自愛の程を。

 

カメキチ

 

 

久しぶりのブログ更新となりますが、今回はカメキチが最近使いだした SHARPSTARの50EDPHをご紹介してみようと思います。

去年の春に発表されてそれなりの注目を集めた小型・軽量・高性能の天体望遠鏡ですが、ネットには意外なほどレビュー記事が見当たりません。

カメキチはこの望遠鏡を、天体の電子観望と野鳥撮影の両方に使おうと思って購入しました。それなりの値段がしますが、直輸入業者を通じて買いましたので、代理店経由よりもかなり安く手に入った次第ですニコニコ

 

 

スペックは三枚玉EDアポクロで、口径50mm F値は5.5 (焦点距離275mm)となります。

専用の0.85倍レデューサー兼フラットナーも販売されています。

もともと接眼部には、アメリカンサイズ(31.7mm)のアイピースが差し込めるアダプターが取り付けられていましたが、使い慣れた2インチのスリーブに換装しました。

これならカメラやフィルター(48mm)が簡単に着脱できるので、とても便利です。又、バックフォーカスがとても長いので、この方が延長筒をつける手間が省けます。

 

あまりなじみのない方に少しだけご紹介しますと、電子観望とは眼視で天体を観望するかわりに、高感度のCMOSカメラを望遠鏡にとりつけて、パソコン画面を通じて映像を楽しむ方法です。

これなら星雲・星団のように、暗くて眼視ではとてもきれいに見えない天体でも、その美しい姿を「生で」楽しむことができます。

パソコンに映し出されたライブ映像は、SharpCapによって代表される電子観望用のソフトウェアによってその場でキャプチャーできますし、いわゆる「ライブ・スタック」機能によって暗い天体を静止画に「あぶりだす」と共に、画像のノイズを低減させる作業もその場でできます。

そういうわけで電子観望は、眼視観測と天体写真の双方の長所を兼ね備えた新しい天体観測の楽しみ方として、急速に普及しています。

50EDPHを買うまでのカメキチは、星雲・星団の電子観望には往年の銘玉、Tamron 30A (SP 80-200 F/2.8 LD )を使っていました。

下は我が家のベランダ観測所で、Tamron 30AにCMOSカメラのUranus-Cを装着したものをAZ-GTiマウントに搭載した様子です。

 

 

ちなみにカメラレンズを流用する場合は、最新のオートフォーカスレンズですと、カメラボディに装着されていない状態ではピント合わせや絞りの調整が出来ない場合があるので、カメキチは電子観望には30Aのような昔のマニュアルレンズを愛用していました。

尚、マニュアルレンズや天体望遠鏡にPentaxの一眼レフを取り付けて野鳥撮影をする場合は、以前にもご紹介しましたPentaxの秘密兵器、AFアダプターが使えます。

下は50EDPHにAFアダプターとPentaxK-70を装着した様子です。

 

 

PentaxのAFアダプターは1.7倍のテレコンを兼ねてますので、合成焦点距離は275mmx1.7で470mm程度になります。野鳥撮影にはちょうどいい長さでしようか。

尚、Pentax一眼レフカメラはボディー内で手振れ補正を行いますので、50EDPHのような天体望遠鏡でも、Pentaxなら手振れ補正付きのオートフォーカスレンズとして使用できます。

下が作例となります。

 

 

これまででしたら撮影を半ば諦めていた遠くの(結構幅のある川の向こう岸)カワセミの姿が結構クリアに写っていたので、カメキチ的には十分満足しています。

 

 

さて、カメキチは基本、天体写真は一眼レフカメラで撮影していますので、電子観望での「作例」はあまりないのですが、自宅のベランダから眺めたM1(カニ星雲)をたまたまキャプチャーしていたのでアップさせていただきます。

 

 

さすがに三枚玉のEDアポクロだけあって、275mmにしては結構シャープな写りではないかと思っています。

CMOSカメラはPlayer One のUranus-C を使用して、Sharp Cap でライブスタック(10秒120frames)したものをそのまま保存しました。

尚、AZ-GTiの経緯台モードで追尾しましたので、四隅の欠けた部分(いわゆるパンの耳)はトリミングしてあります。

焦点距離の短い50EDPHは、センサーサイズが小さいCMOSカメラとの相性がちょうどいいですね。

同じ夜にキャプチャーしたオリオン大星雲の画像もアップしておきます。

 

 

こちらは本格的な天体写真とは違って、ほんの5分程度のスタックであぶりだした映像ですので、ほぼ電子観望でみた「まま」の画像になります。

このように、いろんな星雲・星団の美しい姿を次々に眺めていると結構楽しくて、時間の経つのを忘れます。

使い始めてから3か月も経っておらず実働はまだまだこれからですが、今後も野鳥撮影や天体観望に大いに活用していきたいと思っています。

 

カメキチ