ポン・ブルックス彗星・・・失敗でした( ;∀;) | カメキチの星と野鳥写真の部屋

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Star and Birdwatching by Kamekichi
かつて天文少年だったカメキチが、長い冬眠を経て、定年退職を機に星と野鳥写真の撮影を再開した記録です

カメキチです。

今回は、失敗談です。

天文ファンの間ではいま、ポン・ブルックス彗星(12P)が話題になっています。

カメキチも3月末から4月にかけての一番条件のいい時期に撮影しようと思っていたのですが、あいにく西空低空に彗星が見える夕刻の時間帯はずっと天気が悪く、おまけに黄砂が押し寄せてきて透明度は最悪の状態が続いてきました。

4月に入ってバーストを起こし、更に明るく尾も伸びてきたらしいという噂を聞いていらいらしているうちに、もう4月も10日になってしまったのですが、この日の夕刻も相変わらず霞がかかったような感じで、おまけに西の低空には飛行機雲が蜘蛛の巣のように張り巡らされてました。

それでも今後は彗星の高度がさらに下がり、もう写真に撮るのは難しくなるので、ラストチャンスと無理を承知で撮影を強行しましたが、やはり、ぼんやりした姿しかとらえることはできませんでした((+_+))。

下は天体写真処理用のソフト(Stellaimage)で、彗星の姿を雲や霞の中からめいっぱいあぶりだした画像です。よーく見ると、上に向かって尾が見えるような気もします。

 

みえない彗星の姿を無理やりあぶりだそうとして、かなり強力に補正をかけたのでノイズが多くなってしまいましたが、ご容赦下さい。

3月半ばでも結構立派な写真が撮れたはずですが、条件の良くなる3月末まで待ってしまったのが失敗のもとです。やはり、後で撮ろうと思わず、撮れるときに撮っておかないとだめですね。秋にやってくる期待の紫金山-アトラス彗星は、早くから撮り始めることにしましょう。

ちなにみ彗星を撮る前に、ピント合わせに撮影した月齢1.7の月は、霞越しにしてはきれいに撮れました。お口直しにどうぞ。どうせなら、木星と並んだ写真を撮っておけばよかったのですが。

 

 

今回はこれくらいで我慢して下さい。

それでは、また!

カメキチ