たまに東京に出張したりします。

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 人は追い込まれるとごく狭い範囲しか目に入らなくなります。

 

 おカネがなくなれば『おカネさえあれば』と思う。それで無理な借入や人をだましてまでも目先のおカネを得ようともがく。

 

 税金が大変だ、となれば税金をなんとかするために会社をつぶすこともいとわない。(…それしか選択肢がない時も実際にありますが)

 

 そうなると相談事も、最初から、

 

 「おカネを借りられませんか?」

 

 という入り口になります。

 

 でも、私のようなコンサルタントの考えるのは、「それがベストか」「それしかやりようがないのか」ということ。そして大事なのは、「それをしたらあなた(社長、ひいては社員さん)はしあわせになるのか?」ということです。

 

 例えばおカネを借りて目先の資金繰りを繋げたとしてそのあとは?キャッシュフローが改善する何かにつながらなければ意味がない。

 

 一見前向きの相談でもそれは同じ。

 

 「おカネを借りて店舗を増やそうと思うんですが」

 

 ここで社長さんの頭の中はすでに「どうやったら借りられるか」で一杯です。

 

 しかし、その前に目を入れなければならないのは「今、あなたの仕事が上手く行っているのか」「もし上手くいっていないのならおカネを借りて店を増やすのは傷口を広げるだけなのではないのか」というところです。

 

 先輩のコンサルタントがよく言う、「貸すも親切、貸さぬも親切」というのはこのこと。

 

 「会社の負債が大きくなった。一旦会社を整理して新会社を作ったらどうなるのか?」というご相談がありました。

 

 「今の会社が上手くいっていますか?」

 

 (帳簿も付けていないのでよくわかりません、と)

 

 「では預金残は増えてますか減ってますか?」

 

 (減っています。楽ではありません)

 

 「では新会社が上手くいくという理由は…?」

 

 

 

 決して誤解していただきたくないのは、

 

 「見方が片手落ち。だからダメ、私(山崎)は再生に協力しない」ということではありません。

 

 ちゃんといろいろなところに目を入れて、そこから判断しましょう。どうせやるなら成功するように!動かせいない第一目標は、社長さん、社員さんが「食える」こと。次に会社にカネが残ること(借金をする前提なら借入を返してもおカネが回ること)。

 

 あくまでも直視しなければならないのは『現実』。

 

 資金調達や公租公課の対処は再生のためのテクニックであってそれが目的になることはありません。

 

 

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