今回は、八字(四柱推命)の新入荷書籍と香港の来年壬寅年の暦のご紹介です。
まずは、韋千里先生の「八字提要―文國書局版」。
こちらはいつもお世話になっている東海林秀樹先生から、
「これは四柱推命の素晴らしい秘伝書だよ」と教えて頂いた本です。
中身を見ると、全120種類の日干と月支別に、命式であり得る全ての時柱との組合せを「このタイプはこういう運命の傾向のタイプでこういう干や支が来ると良いですよ」と解説されている本で、なるほど秘伝書です。
こんな感じ。
思わず自分の命式のもの探して見てしまいます。
さすが当たっている!
同じ生年月日でも時柱が違うとゴロっと運命の傾向が変わってしまうというのを見てきましたから、このような時柱別の解説書はなかなか貴重ではないかなと思います。
八字提要の本は台湾でも複数の出版社から出ています。
店主が所持している八字提要は今回入荷した文國書局のものではなく、下の写真の宋林出版社のものです。
こちらのは五行別に全5巻出ています。
命式の実例も盛り込まれていて、中身も見やすくおすすめなのですが、残念ながら現在庚辛の巻と壬癸の巻の2冊が絶版で入手不可となっています。
他の出版社から出ているものもいくつかありますが、なんとなんと!
つい最近この文國書局版も絶版となってしまい入手が難しくなってくることが予想できます。
この書籍に限らず、台湾の占い本界隈は評判の良い本が突然絶版になることがわりに多いので、欲しい本は先延ばしせず入手できる時に入手することをおすすめします。
次は「八字數字學教科書 何榮柱著」
こちらは、お客様からお取り寄せのご依頼を頂いて入荷した際に初めて知った八字の本です。
「これはニワカではなくてなかなか通でお目の高いお客様だな」とお見受けするお客様からちょくちょくお取り寄せご依頼を頂くので、勉強になっていつも嬉しく有難い店主です。
こちらの本は漢字の十干十二支を使わずに1~12の数を使って、十二支などに数字を当てはめて運勢や病占、風水環境、事故、訴訟などなどの見方を学ぶ本です。
「何だ、それは! 邪道じゃないか!」と思うかもしれません。
しかし、店主はこの数字を当てはめた十二支の解説に引き込まれてこの本がとてもとても欲しくなってしまいました。
十二支それぞれの持つ象意が詳細に網羅されています。
八卦それぞれの意味だってとても奥深いです。
達人という方は古い時代から伝えられてきたこういう基礎の土台の知識がとてもとても豊富で使いこなすのが上手な人なのではないかなと思います。
最後に、香港永経堂の来年2022年の暦が入荷しました。
昔ながらの和綴じの製本で外身も中身も古文書感タップリです。
来年の擇日占や風水鑑定の吉日選びに是非ご活用下さい。
新着書籍や新着コラムのご案内がメールで届きます。
メールマガジン読者登録はこちら