5月の新着書籍のご紹介3回目はこちらの、「図解易経養生智恵宝典【新版】」です。
少し前に「中医學で何かおすすめの良い書籍があれば教えて下さい?」と聞かれたことから今回入荷した中医学の書籍です。
こちらの書籍はタイトル通りにどこか小難しそうでとっつきにくそうなイメージがある中医学を全ページ豊富で見やすい図解によって説明されている本です。
ですので、中医学の基礎を勉強したい、あるいは基礎的なことの勉強には触れたことがあるという方にはとてもお薦めの書籍です。
内容も豊富で、販売ページのもくじの欄を参照頂ければ分かるかと思いますが、季節に合わせた養生法から、体質別の養生法、脈の種類と脈診の方法や唇、目などの顔のパーツを見ての証の取り方や、それぞれの経絡別の経絡の通りを良くするマッサージ法に風水での生活養生のことまでも網羅されている中医学事典のような内容となっています。
それぞれの「証」(体質別タイプ)による養生法解説。
ちなみに赤丸の痰湿タイプと血瘀タイプの証は店主のもの。
また、表紙にはこのような文章があります。
「《易》を知らざれば、医を語るに足らず。
医者は易なしではいられないし、易は医者なしではいられないのです!」
と書かれています。
今のような化学薬品と外科的手術の治療がメインの西洋医学が入って来るまでは、医学の王道であった東洋の伝統的医学だからこその言葉ですね。
易の八卦と体質や自然界の神羅万象には深いつながりがあるというのは本当に不思議で神秘的で良くこのような学問を体系立てられたなと畏敬の念が湧いてきます。
本書を見れば中医学は易の八卦が根本にあることが見ているだけで自然に理解できるようになることでしょう。
また本書はこのようなおまけの付録の資料が充実しています。
薬草や薬膳食材のリスト。何と八卦別に分類されている。
あなたの命卦のオススメ食材は何かしら?
二十四節気毎のおすすめエクササイズ(?)とその季節毎で気を付ける体の不調についての図説一覧。
中医学に関心のある方にとってはまるで子供時代にワクワクしながら眺めた図鑑のような本ですし、中医学を通して易の八卦の概念の理解をを深めるためにもお役立ちの、是非お手元に置いておくのにおすすめの一冊です。
新着書籍や新着コラムのご案内がメールで届きます。
メールマガジン読者登録はこちら