『横道世之介』吉田修一著 毎日新聞社

すべてを肯定する人間、それが横道である。
大学一年生の横道君の日常を追いかけて物語りが進んでいく。
横道君が魅力的であるように、彼の周りに集まる人間もユニークで個性の強い人たちばかりだ。
横道君は、何が起きてもそれをすんなりと飲み込んでしまう人間なんだなぁと読んでいて思った。素直でマイペース、何故だか安心感がある。だから人から好かれる。

途中から、未来軸と過去軸の2本軸で物語が作られている事に気づく。

過去軸では、子供と大人の境で「大人になるって何だろう?」って気持ちとか共感する部分が多かった。

逆に未来軸では、大学生時代を懐かしむ人の気持ちが描かれていて、私としては共感というより想像の部分だった。もっと上の年齢の人が共感するのかな。

なんかな~
未来軸の方では、すんなり大人である自分を受け入れて過去を振り返ってるんだよなぁ
そんな知らぬ間に大人な考えを持つようになるのか…と読んでいて悲しくなってしまった。
というか不安?

何はともあれ、最終的になんか淋しい?切ない?気持ちにさせるのは吉田さんだからなのか。まぁ、まだ悪人しか読んだことないんだけども。
登場人物ひとりひとりに細かい背景(人生)を書く力は凄いなぁと思いました。
深く考えると吐き気がこみ上げてくる病気はなかなか直りませんな~。
今年は、ガツガツいく年に決めました。

ガツガツ。

好きでもない人に意味のない手紙を送ってみたりして。とりあえず男性に慣れようと思って。

でもふと冷静になって
自分何してるんだ、柄にもない事を…!とか考えだすとパニックになって吐き出しそうになる。

友達から恋愛関係っていうのが理想なのに、友達を作れない。

軽蔑するに近い不快感が男性といるとどうしても…

自然と仲良くなるのが理想なのに

でもそうやって理想語ってても何も変わらないから。

正しくないかもしれない
相手を傷つけるかもしれないし、自分も傷つくかもしれない。

私はどうしても軽く付き合うとか考えられない

だから嫌なんだけど
それでも
行動しようと思う

ガツガツ行く年にする
『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延著
メディアワークス文庫

*********************
凄く読みやすいライトノベル
古書を所有する人、それぞれの背景を読み解いていく。その視点が新鮮で面白いな、と思った。
ちょっと推理に無理ありすぎないか?とも思ったけど(笑
細かくフラグ立ってるから二回読んでも楽しめる。描写が丁寧。
出てくる古書は名前は知ってるけど、読んだ事がないものが多かったから読んでみたいな。
著者の本好きがよく分かる作品でした。


出てきた本(一部)
夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)

小山清『落穂拾い・聖アンデルセン』(新潮文庫)
ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
太宰治『晩年』(砂子屋書房)
梶山孝之『せどり男爵数奇譚』(桃源社)
『モダンタイムス』伊坂幸太郎著

ネタバレ注意
*********************
国家、国、社会、システム
その大きな物に潰されそうな時、私たちはどうすればいいのか?
ゴールデンスランバーのように人は大きなものと対峙した時どうするかが描かれている。この話の主人公は立ち向かったのだが。

物語は、「検索」を中心に展開されていく
そしてその中で主人公達は完全な悪などどこにもいない事に気づく。

どんな物事も見方を変えれば真実が変わる。

社会や国家という大きなコロニーは、それ自体が存在する為に生きている。
私たちが行う営みも行動もすべてシステムに組み込まれた一部に過ぎない。

もはやそのシステムを完全に無くす事など不可能である

歴史も繰り返すように社会も繰り返すのだ試行錯誤をして前進したり後退したりする。

それを考慮にいれればシステムを変えるのはさらに厳しい

システムは人の幸福の為に編み出した科学も武器として内包してしまう

人は絶望する

しかし考えろ

人は大きな目的を達成する為に生きているんじゃない。小さな、目の前の幸せの為に生きているんだ。
ライブメチャメチャ感動しましたわ。ずっと立ちっぱなしで疲れたけど、
いろいろ見たけど、やっぱサカナクション好きだなぁ。ダントツで楽しかった。
アイデンティティ歌った時自分とダブりすぎて涙腺が崩壊しかかったもん。

来年は鬼束さんとサカナクションライブに参戦するように頑張ろうかな。ライブは苦手やけど、人の多さとか…距離感が焦燥感を誘ってくるので。
でも良かったー。こういう想いでを来年も作りたいなー