WBA世界スーパーフライ級王座決定戦。前WBO王者・同級6位井岡一翔(志成)=29勝(15KO)2敗1分=vs前王者ジョシュア・フランコ(米)=18勝(8KO)1敗3分= / 前日計量リミット2・9キロオーバーで王座剥奪。井岡選手が勝った場合のみ新王者。6月24日、東京・大田区総合体育館。
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両選手は昨年大晦日に引き分けて以来の再戦。
フランコは試合当日午前10時に義務付けられたリミット130ポンド(58.97キロ)の計量を58キロでパスし、試合開催にこぎつけた。
ルイス・パボン(プエルトリコ)主審の注意を聞き、試合開始。
手数で迫るフランコを井岡選手が迎え撃ち。
井岡選手の左ボディがフランコを襲う。
井岡選手は多彩なコンビネーションでフランコを攻め立てた。フランコはヒッティングにより右目上をカット。
この日の井岡選手は気迫に満ちていた。
手数で迫るフランコだが、井岡選手はすかさずリターン。主導権は渡さない。
「体調は良かった」と言うフランコは、終盤になっても闘志旺盛だった。
最終回も井岡選手がフランコを攻め立て試合終了。
勝者は井岡選手。
公式スコアはギジェルモ・ペレス(パナマ)116-112、パヴェル・カルディーニ(ポーランド)115-113、ジュゼッペ・クァルタローネ(伊)116-112で、いずれも井岡選手。
価値ある勝利でWBA王座を獲得した井岡選手は、WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との王座統一戦を熱望。エストラーダにはフライ級時代から対戦を望んでおり、今後の交渉が注目される。