WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)と、前王者ディオンテイ・ワイルダー(米)の第3戦は、早くとも今年11月以降に延期され、現在、米国以外での開催を模索中。また、この試合の前にフューリーとIBF、WBO世界同級&WBAスーパー王者アンソニー・ジョシュア(英)の対戦実現も検討されている。そこでワイルダーがフューリーへの挑戦をいったん待つために得る待機料は、前代未聞の1000万ドル(約10億780万円)とされている。
2月に7回TKO負けでフューリーに敗れ王座陥落。初黒星を喫したワイルダーは敗因を、40ポンド(約18キロ)の重量があったリング入場時のコスチュームにあり、それが原因で足が全く動かなかったと主張したが、多くが愚かな言い訳と見て取った。しかし、ワイルダーは即時再戦条項を行使してフューリーとの第3戦へ挑む意思を明らかにしたが、待ち料1000万ドルで状況は変わりつつある。
フューリー戦での肉体的、精神的ダメージから回復するためには時間が必要で、フューリーvsジョシュア戦勝者との対戦契約が得られるなら、待つのがワイルダーに取って一番の上策で、彼の望む統一王者への一番の近道ではないかという意見が出始めた。
一方、ジョシュアへの指名挑戦権を持つIBF同級1位クブラト・プーレフ(ブルガリア)には、強力な法律顧問が付いており、あくまでジョシュア戦の履行を譲るつもりはない。だが、もしもワイルダーが待つのなら、ジョシュアはIBF王座を放棄してでも、フューリーとの英国人同士の史上初の統一戦へ進む可能性もある。
かつてない失業者の増大で、経済回復には長い時間がかかりそうな気配の米国では、PPVの購入額を80ドルから半分の40ドルに減らしても、ビッグマッチの売り上げを維持するのは難しいと見られているのと同時に、中東諸国のオイルマネーにも原油価格暴落による?マークが付き、マカオが経済回復の為にボクシング興行の復活を狙う動きを見せる。
新型コロナウイルス感染拡大の為に、全く先読み出来ない状況となっている世界ボクシング界では、何でもありで、起こりえ無い事もあり得ると見られている。待ち料1000万ドル。果たしてどんな方向へ進むのか、今後の動向に注目。



















