ヘビー級12回戦。元統一王者タイソン・フューリー(英)=28勝(20KO)無敗1分=vsWBA4位、IBF12位オト・ヴァリン(スウェーデン)=20勝(13KO)無敗1NC=。9月14日(日本時間15日)、米・ラスベガス、Tモバイル・アリーナ。メキシコの独立記念日にあやかり、フューリーはゴンドラに乗り、派手なメキシカンスタイルでリングに登場。
ヴァリンは28歳のサウスポー。
ヴァリンのトレーナーは、オルズベック・ナザロフ(協栄)とも戦った元2階級制覇王者ジョーイ・ガマチェ(米)。
試合開始。
フューリーは時折サウスポーにスイッチする等、ディフェンシブな戦いぶり。
3回、ヴァリンの左フックでフューリーは右目上を切り裂かれた。
入って来るヴァリンにフューリーは、右カウンターを狙う。
第6ラウンド。出血が激しいフューリーにドクター・チェックが入る。
中盤以降、フューリーは疲れが見えるヴァリンを押し込み、パンチを振るった。
出血が激しいフューリーは、ストップ負けの危険を抱えながらの戦い。
ヴァリンもフューリーのパンチによく耐えた。
最終回。ヴァリンの左ストレートで体が揺れたフューリーは守勢に追いやられた。
試合終了。判定はフューリーに。
公式スコアはティム・チートハイム(米)118-110、エリック・チーク(米)117-111、ドン・トレラ(米)116-112でいずれもフューリー。
試合後、フューリーは病院に直行。右目上の2箇所の傷の縫合には47針を要した。WBC王者ディオンテイ・ワイルダー(米)との再戦は、来年2月22日(日本時間23日)に米・ラスベガスで開催の予定されているが、傷の治療の為に暫く休養する事になる。