6月15日(日本時間16日)にラトビア・リガのアリーナ・リガで開催された、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのクルーザー級準決勝戦。WBCダイヤモンド王者マイリス・ブリエディス(ラトビア)と、WBO王者クジストフ・グロワッキー(ポーランド)の一戦は、ブリエディスが3回27秒TKO勝ちしたが、試合後、グロワッキー陣営が、肘打ち、ゴング後の加撃に不満を唱え、無効試合、反則勝ちを主張しWBOに提訴。これを受けWBOは、試合の結果は変更できないが、ブリエディスとIBF王者ジュニエール・ドルティコス(キューバ)によるWBSS決勝戦勝者に対し、120日以内にグロワッキーと対戦する事を強く推薦するという裁定を下した。(下へ続く)
これを受けWBSS実行委員会は、明日までにこのWBOの裁定を受け入れるかどうかを協議し、結論を出すことになった。WBSSがこの決定を受け入れない場合、WBOは新たな裁定を決めるとしており、いずれにしてもグロワッキーには、WBO王座挑戦の機会が与えられることになると見られる。