ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ、バンタム級準決勝戦。IBF世界同級タイトルマッチ。王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=19戦全勝(12KO)=vs挑戦者・WBA正規チャンピオン井上尚弥(大橋)=17戦全勝(15KO)=。5月18日(日本時間19日。英・スコットランド、グラスゴー、ザ・SSEハイドロ。初回、大方の予想に反しロドリゲスは前に出て来た。
第2ラウンド。井上選手はロドリゲスの動きを見切ったようにパンチを合わせて行く。
井上選手の強烈な左フック炸裂。ロドリゲスはダウン。
立ち上がって来た王者に、井上選手は左ボディを打ち込み2度目のダウンを奪う。
再開後、井上選手はまたもやボディでロドリゲスを倒す。
カウント途中でマイケル・アレクサンダー(英)主審は試合をストップ。TKOタイム2回1分19秒。
IBF王座を獲得すると共にリング誌認定のチャンピオンベルトも獲得。WBA王座は防衛がカウントされた。
圧倒的強さで”モンスター”の名に恥じない勝利を飾った井上選手は、「ホッとしている」。決勝で対戦するWBAスーパー王者ノニト・ドネア(比・上写真右)に付いては、「自分が尊敬するドネアと戦えることをうれしく思います。そこに向けて一から頑張っていきたい」と話した。ドネア戦も大いに楽しみです。