WBA世界バンタム級タイトルマッチ。スーパー王者ノニト・ドネア(比)=39勝(25KO)5敗=vs同級5位ステフォン・ヤング(米)=18勝(7KO)1敗3分=。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝戦。4月27日(日本時間28日)。米・ルイジアナ州ラファイエット、ケイジャン・ドーム。試合3日前、ドネアが戦うはずだったWBO王者ゾラニ・テテ(南ア)が負傷により試合をキャンセル。アンダーカードに出場が決まっていたヤングが代役としてドネアに挑んだ。
圧倒的有利と見られたドネアがプレスをかけ、動くヤングを捕まえに行く。
ヤングも必死の応戦。
迎えた第6ラウンド。ドネアの強烈な左フックが炸裂。ヤングはキャンバスへ沈んだ。
KOタイム6回2分37秒。
WBSSでは3人のジャッジの他に引き分けに終わった時の為に、4人目のジャッジ(グリーン)が存在する。
36歳のドネアは会心の一撃でWBSS決勝戦進出を決めた。WBA正規王者の井上尚弥(大橋)選手が、5月18日(日本時間19日)に英・グラスゴーで行われる試合で、IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を破れば、ドネアvs井上が実現することになった。大いに楽しみです。