WBO&WBA世界ライト級タイトルマッチ。WBO王者&WBAスーパ王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vsWBA同級1位アンソニー・クローラ(英)。4月12日(日本時間13日)。米・ロサンゼルスのステープルズ・センター。この日のロマチェンコは絶好調。スピードある動きから素早いコンビネーションをクローラに打ち込んだ。
クローラの固いガードの隙間に、ロマチェンコの切れ味鋭い左がヒット。
3回終了間際、王者は挑戦者をロープ際に追い込み一気の連打。ジャック・レイス(米)主審はスタンでィング・カウントを数えた。
続く第4ラウンド。ロマチェンコは試合を決めにかかる。
ロマチェンコの連打にさらされたクローラは、とどめの右フックで頭からキャンバスへ落下。
レイス主審はカウントを途中でストップ。
KOタイム4回58秒。
圧倒的強さでWBAの指名挑戦者を倒したロマチェンコは、手術した右肩が完治した事が好調に繋がったと語り、今後はライト級の4団体王座統一を目指す。リング復帰するIBF王者リチャード・コミー(ガーナ)とは対戦の約束があるが、ボブ・アラムはWBC王者マイキー・ガルシア(米)との対戦に興味を示している。