WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ。スーパー王者ヘッキー・ブドラー(南ア)vs1位京口紘人(ワタナベ)。2018年12月31日、中国・マカオ、ウィンパレス。不敗のままIBF世界ライトフライ級王座を返上した京口選手は、1階級上げてジムの先輩、田口良一選手から王座を奪ったブドラーに挑む。
ブドラーは初防衛戦。
ジャッジ。デレク・ミルハム(豪)
ジャッジ。チャレム・プラヤドサブ(タイ)
ジャッジ。レイナ・ウルバエス(ベネズエラ)。試合開始。
階級を上げパワーアップした京口選手の左ボディ、アッパーがブドラーを苦しめた。
王者陣営は次第に劣勢の色を濃くしていった。
10回が終了するとブドラーはついに棄権。京口選手の手が挙がった。
キャリア初のTKO負けとなったブドラーは、京口選手のパワーに舌を巻いた。
新王者の手を挙げるのは、アラン・キム(韓)WBA立会人。
第10ラウンドまでのスコアは、レイナ・ウルバエス(ベネズエラ)98-92、デレク・ミルハム(豪)96-94、チャレム・プラヤドサブ(タイ)97-93で、いずれも京口選手がリード。
渡辺 均 会長もガッツポーズ。ジムの先輩、田口良一選手の敵討ちを果たし、2階級制覇を達成した京口選手は12戦全勝(9KO)。一階級上げ破格のパワーを見せつけた新王者は、「ブドラーの心を折れたことは自信になる」とコメント。今後の防衛ロードに注目。