4月15日、横浜アリーナ。WBC世界フライ級タイトルマッチ。前チャンピオン比嘉大吾(白井・具志堅)vs同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)。フライ級リミット900グラム超過で王座剥奪。日本人世界王者として初めて計量失格となってしまった比嘉選手。
挑戦者ロサレスは、26勝(17KO)3敗の23歳。
試合開始。
ロサレスはジャブからアッパーフックと多彩な左で試合をコントロール。
比嘉選手のパンチには、いつものパワーが感じられなかった。
第9ラウンド。比嘉選手は手が出ない。
具志堅用高会長が棄権を決断。試合は終わった。
TKOタイム9回1分14秒。
比嘉選手は野木トレーナーと共に観衆に頭を下げた。
8回までのスコアカード。スティーブ・モロー(米)76-76、フアン・カルロス・ペラヨ(メキシコ)77-75、ゲイリー・リッター(米)79-73。ジャッジ2者がロサレスのリードとしていた。
今後も日本のリングで戦う可能性を示唆した新王者ロサレス。1位には昨年英国で戦い12回判定負けしているアンドリュー・セルビー(英)が指名挑戦者として控える。セルビーは28日(日本時間29日)にフランスに遠征。26戦全勝(16KO)のビンセント・レグラン(仏)と対戦する予定になっていたが、ケガを理由にキャンセル。ロサレスの王座に挑むことになるだろう。
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