長谷川穂積 3階級制覇へ!世界前哨戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

Sバンタム級での3階級制覇を目指す、元WBC世界バンタム級、フェザー級の2冠王者長谷川穂積(真正)選手が、12日、大田区総合体育館のリングに登場。バンタム級王者時代を彷彿させる鮮やかな初回KO劇を演じて見せた。


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微笑みながら試合開始ゴングを待つ、長谷川選手と山下会長の師弟コンビ。左はセコンドのトミーズ雅さん(元日本タイトル挑戦者)。


ボクシングファンと知られる香川照之氏がリングサイドで観戦。


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対戦相手、メキシコSバンタム級王者ヘナロ・カマルゴ(メキシコ)は、26歳にしてプロ9年目。42勝(34KO)15敗という豊富なキャリアを持つ。


試合開始。長谷川選手はしつこそうなスタイルのメキシコ王者に対し、スピィディーなパンチで応戦。

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早くも左フックでダウンを奪う。


立ち上がったカマルゴにすかさず襲い掛かる元世界王者。この日の動きは素晴らしかった。

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左の連打で追い込み、フィニッシュも見事な左フック。


メキシカンは大きなダメージを被った。


「左の3連打を、あのスピードで打つのは難しい。自分が持ってる武器だと思う」(長谷川選手)

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「したいこと、してきたことが出た。たった2分くらいやったけど、意味のある2分だった」


次戦は11月もしくは12月上旬に関西圏で予定され、長谷川選手にはSバンタム級で世界戦が用意されそうで、WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)選手とのダブル世界戦になる見通し。


「形として証明したいものはもうありません」というかつての『絶対王者』は、「ボクシングが好きだという思いを持ったまま、世界の頂点に立ちたい。僕にとって3つめのベルトは究極の自己満足なんです」。

いよいよ勝負の時がやってくる長谷川選手。楽しみですね!


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