高校生時代にアマ7冠を達成した注目の大型新人井上尚弥(大橋・19歳)選手が、いよいよ明日2日、後楽園ホールでデビュー戦を迎える。対戦相手はOPBF東洋・太平洋Lフライ級7位の比国王者クリソン・オマヤオ(比・19歳)。試合は49キロ契約の8回戦で行われる。
ファストフードチェーン店のロッテリアと契約を結ぶなど、すでに10社以上のスポンサーが決定。試合にはTVカメラ20台を携え、NHKをはじめとするTV局が大挙取材に訪れる。
そして、井上選手が所属する大橋ジム・大橋秀行会長は27日、「条件が合えば3戦目で世界挑戦させます」と明言。
大橋氏が会長を務める日本プロボクシング協会は、世界挑戦資格を厳しく見直すことを決めたばかりだが、大橋会長は「井上は国際大会(インドネシア大統領杯)で優勝してますから」で、挑戦資格はあるとしている。
いよいよ迎えるデビュー戦は試合内容に注目度が集まる。大橋会長の自信の源は、経験に裏打ちされたプロの目であり、確かなものだろう。後は本番でどれだけの力を発揮できるのかに焦点が集まる。
現実的な世界挑戦を考えると、狙いはミニマム級?。初戦でファンにアピールすることが出来れば、2戦目は世界ランカーと対戦。時間の問題とされている日本のWBO、IBF加盟が早い時期に認められれば、これも追い風となる。
大橋会長は単に楽な道は選択しないでしょう。あくまで「条件が合えば」で、条件に乗れるだけのポジションは、実力で勝ち取るのは間違いありません。
米倉選手。
大橋会長の師、米倉健司(興伸)選手はアマ全日本王者、メルボルン五輪代表からプロ入り。オリンピックでは、準決勝戦まで進出した。プロ3戦目で矢尾板貞夫(中村)選手の持つ日本フライ級王座に挑戦。これに勝てば4戦目の世界挑戦もあったかもしれないが、世界6位にランクされる矢尾板選手の壁は厚かった。
しかし、ノーカウントながらダウンを奪った米倉選手は大善戦。判定は0-2。米倉選手のランキングは日本フライ級2位。この敗戦で米倉選手の株は決して落ちなかった。矢尾板選手返上後の日本王座を獲得したのは5戦目。
6戦目で世界フライ級王者パスカル・ペレス(亜)とノンタイトル戦でグローブを交え判定負けを喫するも、王者側から声がかかり、世界8位米倉選手は7戦目でペレスの世界王座に挑戦するという幸運に恵まれている。
世界最短キャリアの世界王者到達記録保持者は、1974年にプロデビュー僅か8ヶ月、3戦目にしてWBC世界S・ライト級王座を手に入れた、タイのセンサク・ムアンスリン。 24才のムエタイ王者は、 「俺が強すぎて相手がいないから」と国際式転向。タイ式での戦績59勝(55KO)9敗。
センサクは日本でタイ式のリングに登場した事もあり、この時は対戦相手に内臓破裂の重症をおわせている。
1974年ロサンゼルス。無敗のアンディ・プライス(米)(=ピピノ・クエバス(メキシコ)が世界王座獲得する1ヶ月前に黒星をつけた=)を破り、ロスっ子をビックリさせたルディ・バロ(比)(=門田新一(三迫)選手に2度KO負け)=は、33戦無敗の”アイリッシュ”、ジミー・ヒアー(米)をも撃破。
一躍WBC世界ライト級2位にランクされたバロは、センサクのデビュー戦相手を務めるが、あっけなく57秒でキャンバスへのされてしまった。この試合の勝利だけでは、WBCはセンサクをランクインさせなかった。
2戦目はWBC世界S・ライト級2位ライオン古山(笹崎)選手が相手。タイで行われた試合は6回までジャッジ2人がイーブンという展開。しかし、7回センサクの連打に手が出なくなったところで古山選手はストップ負け。
古山選手は一気にWBCランキングから転落。センサクは初めて世界6位ランクイン。そして3戦目の世界王座挑戦につなげた。
記録と戦うためにボクシングは存在しませんが、それをひとつの目標として頑張ることは良いことだと思います。井上選手、まずは明日のデビュー戦。全てはそこからですね。楽しみです!
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