５月１９日ボクシングの日。６０年前のこの日、後楽園球場特設リングで白井義男（カーン）選手は、世界フライ級王者ダド・マリノ（米）を破り、日本人初の世界チャンピオンとなった。この時、マリノとトレーナーを務めていた歴史の生き証人、”伝説のトレーナー”スタンレー・イトウ氏が、日本プロボクシング界の招きで来日。
『スタンレー伊藤さんに感謝する会』が、後楽園飯店で開催された。
世界チャンピオン会、ガッツ石松会長の挨拶。「私もスタンレーさんの家でお世話になりました」。
イトウ氏はハワイへ遠征してくる日本人選手のために、自宅の一部を合宿所として開放。数多くの有名、無名の日本人選手がお世話になった。中央は藤猛氏、そして柴田国明氏。
「お世話になりました。乾杯！」
『ハワイ修行を希望する選手は、会長の許可を取ってからエディ・タウンゼント氏まで連絡してください』
当時の専門誌には、こんな文章が掲載されていた。
”シンデレラボーイ”元世界フェザー級王者西城正三選手選手とは、ロサンゼルスで世界王座を獲得して以来のコンビ。中央は西城氏が、「先輩あっての俺だから（海外遠征のチャンスが得られた）」と慕う宮下 政 氏（元沖ジム会長）。世界ミドル級王者竹原慎二選手を育てた。右は宮下氏を師匠と仰ぐ野元誠也トレーナー。
「もうお会いするのは３０年ぶり以上ですよ」(^O^)/
先輩諸氏からはそんな言葉が聞こえる。かと思うと、「ぜんぜん知ってる人がいなくて・・・」との声も。
「イエ、かなり同じ時代の選手の方々来られていますよ」(;^_^A
やはり、姿、形が変わっているとわからないのでしょう。私も、失礼ながらエッ！（人のことは言えませんが）と驚いた先輩もおりました。(^_^;)
元東洋ライト級王者門田新一氏（左）と、元日本バンタム級王者内山真太郎氏。
イトウ先生のお話によく出てこられるお二人。
「一番まじめは内山ね。あの人、ホント凄かったよ」。そして、「門田は、ホントは世界チャンピオンよ。かわいそうね」。
門田氏からの、「いつもよく書いてくれてありがとう」には感激しました。(^∇^)
そして内山氏に語りかけてきたのは、元日本Ｓバンタム級王者アタック原田（原田武男）氏。
「内山さんからもらったワニを持ってきたんですよ」
ワニ？(^_^;)
「僕がパナマの帰りにハワイに寄った時、あげたんですよ」('-^*)/
「あれ、私が日本へ持って帰りまして。あの時はワシントン条約、関係なかったですからね」(^O^)/
話が、全く見えない。パナマのワニを日本へ連れ帰った？f^_^;
・・・・、ワニは剥製でした。(＾＾ゞ
それもかなりの大きさ。そして連れてきたのはその写真でした。(^o^;)
「まだ家に置いてありますよ！」(^O^)/
それにしても、時代を超え、国境を越えた凄いつながりであります。
下はハワイで２階級制覇に成功した柴田国明氏。師匠米倉健司氏が選手時代イトウ先生の家で合宿した事もある師弟関係にあったことから、ベン・ビラフロア（比）との試合はイトウ先生がサポートした。
ハワイでデビューした元世界王者上原康恒氏。リカルド・アルレドンド（メキシコ）への挑戦を巡っては、「柴田選手が勝ったら、上原の挑戦を受ける」との約束があった。しかし、このライバル対決は実現せずに終わりました。
元Ｌフライ級王者具志堅用高氏。Ｖ１３の影には、カットマンとしてイトウ先生の力を借りた。リオス戦でのエピソードを、先輩らしく語ってくれました。世界戦が終わると、つかの間の休息をハワイですごすのが楽しみだった具志堅氏です。
ハワイキャンプで世界王座を掴んだ佐藤 修 氏。
そして同じく、弟弟子の坂田健史氏。
ハワイでは本当にお世話になりました。
坂田氏の心からの感謝の気持ちに、イトウ先生もうれしそうです。(^O^)/
ガッツ石松氏と坂田氏。
何を話したんでしょうかねェ。今度聞いてみます。
この後、坂田氏は深々と石松氏に頭を下げておりました。
鶴瓶さんもハワイでは、イトウ先生のカカアコジム でトレーニング。ボクシングファンです。
取材を受けるイトウ先生。
世界チャンピオン会を代表して柴田国明氏から、金一封が贈呈されました。
写真撮影は、知る人ぞ知るスーパーサラリーマン赤松氏。凄いカメラを肩にしていたので、思わず撮影隊を頼んでしまいました。感謝！
最近は走るのやめて？、カメラが趣味だとか。
「サンちゃん（坂田氏）、今走ったら赤松に勝てないんじゃないの？」('-^*)/
「なんで僕が負けるんですか！」)｀ε´(
「ホントに～」('-^*)/
「って言ってたよ。スーパーサラリーマン」(^-^)/
参加された一般ファンの方からは、「もう震えが止まらないほど感激です」とお言葉を頂きました。
「サインでも写真でも何でも言ってくださいね」(^O^)/
素晴らしい感謝する会でした。また、続きます。
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