坂本博之選手をKOした事もある柏木宗(三津山)選手が地元清水のマリンビルに登場。インドネシア選手と対戦したが、4回59秒TKO負けとなった。会場には坂本氏の顔もあった。
私の生まれ育った遊び場に立つ清水マリンビル。 ★EVERLASTミニグローブ&キーリングス →携帯からご注文
セミ8回戦登場のOPBFライト級王者長嶋建吾(18古河)選手は、初回55秒でタイ選手をタンカ送り。貫禄をみせた。
協栄ジムからは中田敏夫(1勝1敗)選手がSバンタム級4回戦に出場。対するは、インターハイベスト8という駿河ジムの柘植(つげ)雄季選手。
「あの選手は来年全日本新人王取るよ」
「スピードあるし、パンチも強いよ」
「でも、協栄さんも強いらしいねェ」
プロモーター三津山会長からタップリ脅かされて(~~)、思わず苦笑いの試合前。他の関係者からも柘植選手は、「強いよ」の声がどんどん入って来る。(~~)
26歳。高校時代に10数戦のアマキャリアがあるとはいえ、東京農業大学時代はボクシングとは無縁に過ごした中田選手。大竹マネジャーの指示通り、巨人の星” 星 飛雄馬”のTシャツでやる気満々。
中田敏夫(協栄)選手。 ★EVERLASTミニグローブ&キーリングス
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「飛雄馬狙え、坂田!」
坂田健史(協栄)選手とのスパーの際着用していた飛雄馬Tシャツ。坂田選手の格好のマトとなってしまいました。かなりのボコボコ。
「あのときの気持ちを忘れるな!」で、飛雄馬Tシャツでリング登場となりました。
プロ3戦目。「強い相手と戦いたい」という。
「相手強いってよ。しっかりやってくれよ!」
プロデビュー戦。ベテラン斉田会長に、「アイツの目いっちゃってるよ。こりゃ、ガンガン行くよ」と言わしめた中田選手。好意青年だが、気合が入ると人相が変わるのも確かである。
スピードある動きから強烈な右カウンターを打ち込む柘植選手。試合は、柘植選手が先手を取る。
2、3回といいパンチを貰うも打たれ強い中田選手は、すぐに打ち返す。クリーンヒットとは行かないのだが。
インターバル。ドクターが上がってチェックが入るが、大声で返事、いたって元気。
「ラスト、思いっきり行って来い!」
最終回ペースダウンの柘植選手に中田選手のパンチがヒット。猛烈な打ち合いとなったが、先に下がったのは柘植選手。思いの他脆い印象。
「チャンス。出ろ中田!」
ラスト1分。柘植選手を追いまくった中田選手であったが、試合終了ゴング。試合後の余談であるが、中田選手は「思わぬチャンスにあせった」。
「最後は取ったぞ!。一矢は報いたけどなァ」
判定はジャッジ3者揃って39-37で柘植選手。
好センスの柘植選手。先が楽しみな選手です。11月にも第2戦が予定されているそうです。
黙々と荷物を整理する中田選手。目からは涙があふれる。
「悔しいなァ」
「負けて黙って泣いてる選手は強くなるんですよ」
マッチメイカーの村山さんが言葉をかけてくれた。
「いい経験になりました。また、強い選手とやりたいですね」
「ホントかよ、3戦3KOいっちゃう」(~~)
9人の仲間が遠く清水まで応援に来てくれた。勝てはしなかったけれど、前回よりも成長した試合ぶりを見せた中田選手。やっぱり強い選手との対戦が、己を成長させる。
「両親と帰らないのか?」
「泣いちゃいますから」
「お前さっき泣いただろう」(~~)
この黒星。アウェーでの戦いを、ぜひ今後に活かしてほしいと思います。がんばれ飛雄馬!
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