視聴率男・内藤大助vs具志堅・輪島・・・ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界フライ級王者内藤大助(宮田)選手のV4戦視聴率は、平均で25.6%(関東地区)。瞬間最高32・8%を記録した。3月のポンサクレック戦、7月の清水戦とあわせ、TBSの年間視聴率トップ3を独占する形になった内藤選手。

内藤「視聴率男」TBS年間トップ3独占(日刊スポーツ)

これは凄い。内藤選手を見る為にチャンネルを合わせたのだろう。しかし、山口選手の頑張りあっての事は、忘れてはならない。

ボクシングに強いTBS。さすがに『TBSボクシング教室』を開催しただけの事はある。30年前、広島で行われたWBA世界Lフライ級タイトルマッチ具志堅用高(協栄)vsハイメ・リオス(パナマ)戦は43.2%を記録。80年1月の 金 龍絃戦41・1%、78年1月のV4戦アナセト・バルガス(比)戦38.1%。具志堅選手も視聴率男であった。



具志堅選手の前の視聴率男は、”炎の男”輪島功一(三迫)選手。ミゲル・デ・オリベイラ(ブラジル)第1戦以降、40%を超える好視聴率を誇った。75年1月、オスカー・”ショットガン”。アルバラード(米)の前に、15回壮絶なKO負けで王座を手放した試合は、視聴率47・7%の記録を残す。



ボクシングに力を入れる日本テレビ。ここ30年間の最高視聴率は、世界ヘビー級タイトルマッチ、マイク・タイソン(米)vsジェームス・ダグラス(米)の38.3%。浜田剛史(帝拳)選手の載冠戦は、1ラウンドで試合が終了した事もあり17%。レネ再戦は、13.9%だった。

竹原慎二サウナスーツ館

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一人の人気ボクサーを見たいのか、わくわくする勝負に期待するのか、さてまた一国民として国を代表するボクサーを応援するのか。ボクシングにチャンネルを合わせるファンの心も、時代と共に変わって来ている。

72年3月、ライバル同士が花を散らしたWBA世界フライ級王座を賭けた一戦。大場政夫(帝拳)vs花形 進 (横浜協栄)戦は、27.3%と意外に低い。しかし、チケットは良く売れていた。



77年元旦、78年2日と、2年連続のTV朝日の正月開催は、グティ・エスパダス(メキシコ)vs高田次郎(横浜協栄)戦9・7%、エスパダスvs触沢公男(東洋)戦6.1%と低調。中盤で試合が終わった事もあるが、挑戦者への期待度も加味されたか。

触沢戦の2日後、4日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ、ミゲール・カント(メキシコ)vs大熊正二(新日本木村)戦は30.3%の高視聴率。この試合、TBSでした。王座返り咲き後、フジTVで放映された81年2月の 朴 賛希(韓国)戦でも32・2%の高率を残している大熊選手。地味な印象ですが人気ありました。



意外な健闘といっては失礼かもしれないが、79年9月WBA世界Sバンタム級王者リカルド・カルドナ(コロンビア)に挑んだ瀬川幸雄(帝拳)選手の視聴率は29%。

83年7月7日、7回KOを宣言してWBA世界Sライト級王者ブルース・カリー(米)に挑んだ赤井英和(Gツダ)選手は、逆に7回で玉砕した。視聴率は21%。84年1月、WBC世界フライ級王者フランク・セデニョ(比)から王座を強奪した小林光二(角海老宝石)選手の視聴率は、試合が2回で終わったにもかかわらず15.4%を記録。

TBS系列のCBCで放映された、ペドロ・デシマ(亜)vs畑中清詞(松田)のWBC世界Sバンタム級戦は19.6%。東京のTBSでは、綱引き選手権が放映され生中継なし。後日ガッツファイティング内で、ダイジェスト放映されたのみ。



87年10月、新設のWBC世界ミニマム級王座決定戦井岡弘樹(Gツダ)vsマイ・トンブリファーム(タイ)戦は、昼間の時間帯で4・9%(TBS)。96年7月、WBC世界Sバンタム級戦ダニエル・サラゴサ(メキシコ)vs原田剛志(ハラダ)は2.4%(TV朝日)。

さて、気になる内藤選手の今後は、「人類が月に一歩をしるすような歴史的な試合」をさせたいのだという宮田会長。

内藤 次戦奇想天外マッチ!? 宮田会長 ナゾのコメント連発(中日スポーツ)

亀田興毅(亀田)選手との対戦は一気にトーンダウンの様子。WBA王者坂田健史(協栄)選手との王座統一戦。いや、2階級制覇へ動くのか。その意図は不明の宮田会長。視聴率男の今後は?

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