「もう、上しかないぞ!」
8回終了時。ポイントで大きく離されている事を知った挑戦者陣営は、倒しに出た。倒さなければ勝てない状況にある戦局。上を当てる為には、前半ボディを叩きたかった。
思いの他当たった挑戦者の左ジャブ。踏み込みは良かっただけに、このパンチを軸に下を攻め、出入りのボクシング。頃あいを見て右オーバーハンド。全ては結果論ですが、正面衝突で潔く玉砕した挑戦者は強烈な印象を残した。

渡嘉敷会長のラストファイト。同じ闘志を見せた山口選手だった。
恐らくは、これがラストファイト。10年のリングキャリアに終止符を打つ事になろう。しかし、タイトル奪取に賭ける山口選手の執念は素晴らしかった。
10年前のデビュー戦は、「コイツは絶対世界チャンピオンになる」と思われた、17歳の大関一郎(協栄)選手相手に黒星スタート。出世街道を一気に駆け上がった大関選手は、その勝利に溺れ、いつしか日本を去った。
2戦目も落とした山口選手は、「今度負けたらやめよう」の思いを胸に三度目の正直に挑む。初回KO勝ちで生き残った1勝2敗の男は、世界タイトルに3度も挑戦するまでになった。そして今、大関一郎ことアルマンド・トーレス選手は、大鵬ジムから日本リング再出発を計る。WBC世界ミニマム級13位。
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4度目の防衛に成功したチャンピオン内藤大助(宮田)選手には、WBC総会で1位ポノムランクレック・グラティンデーンジム(タイ)、2位フリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)と連続の指名試合が義務付けられている。
スポーツ紙には、再び亀田興毅(亀田)選手との対戦も再浮上と見出しもある。現実的に待ち料を払えば、一試合待ったも効くだろうが、オプション契約が合意に達するには、良き仲介人がいないと難しいだろう。
さて、亀田選手にはIBF世界フライ級の挑戦者決定戦出場の話があるらしい。
亀田興毅の”掟破り”・・・日本未公認団体の試合に出場か IBF挑戦者決定戦(ZAKZAK)
IBF世界フライ級王者はノニト・ドネア(比)。しかし、ドネアは来年3月15日、WBO世界Sフライ級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)へ挑戦する模様。マニラで予定されている興行は、ウリセス・ソリス(メキシコ)vsブライアン・ビロリア(米)のLフライ級タイトル戦とのダブル。プロモーターは、ボム・アラム。
ウェートがきついと噂されるモンティエル。体の大きいドネアもSフライ級転向は時間の問題ではと見ていた。さて、この試合が行われドネアが勝てば、フライ級王座は空位になるだろう。負けた場合も流動的では?
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亀田選手とIBF挑戦権を賭けて戦う予定の選手は、IBF12位エベルト・ブリセノ(ニカラグア)30勝(25KO)5敗の30歳。しかし、峠は越えた選手。05年のモンティエル挑戦は判定負け。以後、力は落ちている。WBAでは14位にランク。
IBF世界フライ級ランキング を見渡せば、1位、2位は空位で、3位にモルティ・ムサレーン(南ア)。ムサレーンは、11月ドネアに6回TKOで撃退されたばかり。5位にポンサクレック、8位ワンディー、9位に亀田選手。14位に吉田拳時(笹崎)選手に勝ったリチャード・ガルシア(比)。
王者ドネアの動向次第だが、世界王座へのチャンスは限りなく近いようにも見える。9位と12位で世界挑戦者決定戦というのも?ですが、亀田選手のメキシコ代理人が「両選手の契約署名を取った」と話しているようでもあり、1月31日メキシコ・マサトランは可能性あり?
ドネア返上、勝者がそのまま正規王者繰り上がり?
これは考えたくないですが、ドネアのSフライ級王座挑戦が予定されているだけに怖い話でもありますね。
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