辰吉丈一郎・再起戦決定! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

”浪速のジョー”辰吉丈一郎(大阪帝拳)選手のカムバック戦が決定。10月26日タイのラジャナムダン・スタジアム。対戦相手は未定。実に5年振りの再起戦となる。

38歳・辰吉 10・26タイで再起戦(デイリースポーツ)

所属の大阪帝拳ジムからは引退勧告もされており、協力は得られないだろう。JBCの態度も難しい。

過日。


「辰吉、カムバックするようですよ」(~~)

「エッ、ホント~。誰とやるの、修やらないかな。電話しよ」(~~)

元WBA世界Sバンタム級チャンピオン佐藤 修 (協栄)氏に早速電話の大竹マネジャー。(~~)

「冗談でも出来ませんよ」(~~)

だが、元王者はすぐにジムへ姿を現した。

「何だよ、やる気になったの~」(~~)

「違います。違いますよ」(~~)(~~)(~~)

眼疾から甦った辰吉選手。昔と比べれば医療も随分と進歩した。プロテストの視力検査もなくなった。グローブ、ヘッドギア等、ボクシング用品も昔とは比べ物にならない程よい。しかし、網膜剥離になる選手は昔よりも多いのではないだろうか。

眼疾を隠しながら戦った選手も数多い。それを告げたら「ボクシングが出来なくなる」「言うわけにはいかない」


米倉健志選手。

オリンピックに出るほどの技術を持った選手でさえ、目の故障には泣かされて来た。左目の腫れが痛々しいが、「こんなもの1週間もしたら治る」とは、元東洋バンタム級王者米倉健志(興伸)選手。

「一番かわいそうは、田辺よ!」


田辺 清 選手。

日本ボクシング史上初のメダリスト。元日本フライ級王者田辺 清 (田辺)選手は、ノンタイトルで世界王者オラシオ・アカバロ(亜)にTKO勝ち、世界のベルトを賭けての再戦も決まった。そんな折の眼疾。

”打算、人情が渦を巻いたが、周囲も心底から田辺に同情し、本人も名声と富を捨てた”。その男の悔しそうな表情を忘れ去る事が出来ない。とある。

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現在に於いて、日本ボクシング界最後のメダリスト森岡栄治(高橋)選手も網膜剥離を隠しながら戦った一人。


「契約金ももらっていたし、言い出せなかった」


森岡栄治選手。

意志の強い辰吉選手だけに、とことん気の済むまで戦う気持ちは理解出来る。彼に幸運が待っている事を願いたい。

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