昭和48年(1973年)は正月2日、WBA世界フライ級チャンピオン大場政夫(帝拳)選手5度目の防衛戦でスタートした日本ボクシング界。
大場選手は47年度のMVPに選ばれ(2年連続)、年間最高試合賞・対アモレス(満票)も獲得、48年は3冠王を狙う意気込み。KO賞輪島功一(三迫)選手、敢闘賞アポロ嘉男(親和)選手、努力賞黒沢元三(野口)選手。
写真は、敢闘賞・アポロ嘉男(親和)選手。
技能賞、殊勲賞、新鋭賞は該当者なし。3賞で該当者なしはボクシング史上初めて。
「無理にでも・・。それでは、この賞の権威が落ちる」
ちなみにアマのMVPは文句なく小林和男選手。ミュンヘンオリンピックで活躍後、プロ入りしたロイヤル小林(国際)選手である。
大場選手の挑戦者はチャチャイ・チオノイ(タイ)。ランキングは2位。当時は、普通WBC王者が1位にランクされる慣習があった為、実質最上位挑戦者という事になる。V4戦アモレスも最上位挑戦者だった。
日大講堂に1万2千人の観衆を集めて行なわれたこの試合では、初回のダウンをはね返し、12回怒涛の逆転KO勝ち。先のアモレス戦に続く逆転KO劇は、ファンの心を大きく掴んだ。
好事魔多し、1月25日。大場選手は、永遠のチャンピオンになってしまった。
【BOXING MASTER 大場政夫 ( 2 )】
スターを失った日本ボクシング界は、大きなショックに包まれた。残る世界王者は輪島選手ただ一人。9日、ミゲル・デ・オリベイラ(ブラジル)の挑戦を辛くも引き分けで交わし、4月、 龍 反町(野口)選手との親友対決を控えていた。
この時代、プロボクシング協会は分裂していた。長老・小高派全日本に対し、東京の若手オーナーを中心にまとまった金平派全日本が1月21日正式に発足。浅倉、米倉、金子、河合、 関 、田中、笹崎氏らの名前が見える。
この若手オーナーの集まりが、大場選手亡き後のスター作りに力を合わせる事になる。そして、若手の行動力が運を引き寄せ、世界王者誕生の布石を作る事に・・・。
1月発表時点での東洋チャンピオン。
フライ級エルビト・サラバリア(比)、世界王者になった。バンタム級 洪 秀煥(韓国)は、世界タイトル2階級制覇。フェザー級歌川善介(勝又)選手は、オリバレスと世界タイトル決定戦をやった。
歌川善介(勝又)選手。クレバーなボクサー型。ロスでオリバレスと空位の王座を争った時は、世界2位だった。
Sフェザー級 金 賢治(韓国)、世界王座挑戦で王者を大いに苦しめた。ライト級は、ご存知ガッツ石松(ヨネクラ)選手。
Sライト級 李 昌吉(韓国)選手、世界王座挑戦で敗れた事を理由にタイトルを剥奪されたばかり。ウェルター級 龍 反町(野口)選手、Sウェルター級金沢英雄(神林)選手、いずれもロングラン王者だった。ミドル級 柳 済斗(韓国)は輪島選手を倒し世界王者になった。
そうそうたる顔ぶれが並ぶ、ランキング。東洋チャンピオンが強かった時代。
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近頃発表されたOPBFタイトル戦。
日高が2冠狙い呉と対戦 OPBF・S・ウェルター戦(BOX ON)
空位の王座決定戦が、6位と11位。元ウェルター級王者日高選手はわかるが、11位 呉 必勝(韓国)はいただけない。興行、スケジュールの問題はあると思うが・・・。
ここ5戦白星無し。4つの勝利のうち3つは4回戦で、6回戦で1勝のトータル4勝(3KO)5敗。10回戦経験は一度だけで、それも2回TKO負け。この6月には、ノーランク大迫 亮 (協栄)選手にいいところなく8回判定負けしている。
韓国ボクシング界は開店休業状態。僅かなキャリアで韓国ランカーになれてしまう層の薄さにある。育てる意味で、地域格差を考慮してのOPBFランキングはわかるが、タイトルマッチ出場選手はもう少し考えないと、ファンに説明が付かないのではと思う。
「昔の東洋チャンピオンがかわいそうだよ」
昭和48年若手ジムオーナー達は手を取り合い、世界王者育成に一致団結して邁進した。
「世界王者を作り、日本人選手にチャンスを与える。それが、業界復興への道だ」(金平会長)
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