９月２８日WBA総会最終日のパーティで、金子ジム・金子繁治名誉会長とお話しする機会があった。「今、ハワイのスタンレーさんのお手伝いさせてもらっているんです」「オッー、スタンレーはナイス・ガイだからねぇ。よろしく頼みますよ」
イトウ先生からお預かりしている貴重なアルバムには、金子繁治選手との写真も多数ある。ハワイでのもの、日本でのもの。下写真には、ファーザーと記されていて、金子選手の故郷新潟で撮影されたもののようです。
金子名誉会長と親しくお話させて頂くようになったのは、平成もまだ日が浅い頃、オール歩合の不動産営業マンだった私が、下北沢のとあるマンションの売出しをしていた時からになります。日曜日の昼下がり、ご夫妻でお見えになった時はビックリしました。(~~)
OPBFタイトルが世界タイトルに勝るとも劣らない価値があった時代。１９５３年１２月OPBFフェザー級タイトルを奪取した金子繁治（笹崎）選手は、王座を約５年間保持、”東洋無敵”と言われた。エディ・タウンゼント氏はその著書の中で、「ピストンと金子と原田、もう人間は怖くないの。神様だけ怖い」と表現されています。
”神様だけ怖い”。凄い表現ですね。どれほど強かったのか。エディさんの選手、アベル・ドンネル（米）とはハワイで戦い大激戦を演じています。この時代、世界王座に君臨していたのは、ウィリー・ペップ２３０勝（６５KO）とサンディ・サドラー１４５勝（１０３KO）。好ライバルだった両選手とも、ボクシング史上に残る名王者であった。
下は笹崎会長とハワイを訪れた時の写真。当たり前ですが、皆若い。(~~)キャリアを振り返ると３度ホノルルのリングに立っている金子選手。フェザー級でありながらライト級のチャンピオンクラスとも数多く戦っているのは凄い。
２９日は東日本新人王の準決勝戦がありました。この日同じ控え室だった金子ジム・金子賢司マネジャーからそっと声をかけられた。「ボクシング・マスターいつも読んでますよ」(~~)励みになりました。ありがとうございます。-金子ジムホームページはこちらです -
こんな話を大竹マネジャーと交わしていて思い出されたのが、坂田健史選手と清水智信選手のスパーリングでの事。まだデビューして日も浅い清水選手が金子マネジャーに引率され協栄ジムを訪れた。「何回やりますか。何回でもいいですよ」(~~)
５、６回くらいやったのかと思います。清水選手結構打たれた。まだまだプロとして出来上がっていない状態でのスパーでは無理もない。坂田選手の攻撃はノン・ストップである。正直、途中で打ち切るのかなと思った記憶があります。しかし、最後までやり抜いた。いや、やり抜かせたか。(~~)
スパー後選手には聞こえないように、「今日はありがとうございました。これで良かった。いい勉強になりました。これで変わってくれれば。ジムではお山の大将なんで」金子マネジャーは、そんな言葉を残したように思う。
この日練習終了後大竹マネジャーが言った。「彼はいいトレーナーになるよ。観ててご覧」清水選手もランキングをグングン上げて来た。東日本新人王S・バンタム級決勝進出の大竹秀典選手も準決勝はいい試合しました。激しい打撃戦の中、打ち勝った。いいハートしてますね。
往年の名選手もトレーニングしたハワイ。世界戦ほぼ決定の坂田選手、１６日からハワイ・キャンプの予定があります。この機会にぜひカカアコ・ジムハワイ合宿に参加してみませんか。まだまだエアーも取れます。今の時期は割と安いです。(~~)
ハワイで戦った名ファイター。-続きます-
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★若手をコーチするイトウ先生。”伝説のトレーナー”は健在です。そのアドバイスは実に的確。大竹マネジャーも師と仰ぎ、尊敬し推薦してくれています。
-合宿参加者の感想です -
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