亀田兄弟・三男和毅君VSオリンピック代表 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

亀田家三男・和毅君。足は細く、上半身はしっかり鍛えられている。まだ中学生だとはとても思えない。まさにボクサー向きの体。以前見たスパーの印象では、オリンピックよりもプロ向きという感じ。

一昨日、04年アテネ・オリンピック・L・フライ級代表から帝拳ジム入り。8月のデビュー戦を3回KOで飾り、東日本ボクシング協会から8月の新鋭賞にも選出された五十嵐俊幸選手と、和毅君のスパーが行われた。

月間新鋭賞といえば、今度日本S・バンタム級10位・杉田佑次郎(ヨネクラ)と対戦する、協栄ジムの最古参・木村龍太郎選手。「お前、勝っても新鋭賞じゃないよなぁ」年を考えるとそうなのだが、これいかに。(~~)

帝拳ジム長野マネジャー自ら引率されて協栄ジムまで来られ、「亀田選手のお祝い何もしていなかったので」と、高級メロンまでご持参頂いた。感謝。

いいスパーだったらしい。スパーを見た大竹マネジャーの感想。「まだ中学生だよ。それ考えたら強いよ。素直に伸びたら将来いい選手になるなぁ」私も同感で、このまま伸びたら末恐ろしいと思います。(~~)

「まだ中学生だよ。負けんなよ」和毅君とのスパーに選手を送り出す。「どうだった」「いや~、ボクシング教えてもらいました」(~~)「バカヤロ~。お前何年やってんだ」「今度は頑張ります」そしてまた、「いや~、うまいっす。勉強させてもらいました」(~~)「オイオイたのむよ~、ミゾグチ」(~~)下写真。

名門”帝拳”ジムが、アマチュアから選手をスカウトするようになったのは、瀬川幸雄選手から。長野マネジャーは反対だったらしいが、会長の熱意に負けたという。瀬川選手、79年9月地元八戸での世界挑戦は実らなかった。

そして次が、あの浜田剛史選手。世界タイトル挑戦前、本田会長「浜田は、精神面、パワー、スタミナの三つが世界のトップクラスにある。これほどの勝つための確かな裏ずけはないでしょう」長野マネジャー「大場君(元世界フライ級王者)を含めて精神的な強さでは浜田君が一番でしょう」

当時の浜田選手のインタビューが面白い。(~~)「あまりTVは見ないが、たまに見るのは”ニュースセンター9時”と”演歌の花道”」渋すぎますね。(~~)ジムに流れるBGM、「最初の頃、英語の歌にはなじめなかったので、”演歌にしたらどうでしょう”と言ってみたんですけど、”皆しみじみ練習しちゃうからダメだ”と言われました」(~~)

ファイトマネーは食事に消える事がほとんどだったとか。ステーキと”その2倍の生野菜”を食事の常としていた。たび重なる左手の骨折で2年間のブランクも経験するが、その間は右手一本の練習。その成果で、右フックでも倒せるようになった。

練習、生活とも心がけが大事、プロ意識の問題でしょうか。自分の事ですからねぇ。浜田選手が86年世界タイトル挑戦した時のファイトマネーは1500万円。浜田選手以後、残念ながら帝拳ジムから世界王者は誕生していない。やはり世界王者になるのは、精神的に強い選手。浜田選手の、「度胸は最高」と具志堅用高氏も言っていた。

喜友名選手の世界タイトル挑戦でも、その後でも、大事だったのは精神的な面でした。目標、目的が決められていない選手、ブレて来てる選手、いい気持ちモードに入った選手。すぐわかるんだな~。(~~)

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