亀田大毅(協栄)選手 Ⅱ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

亀田大毅選手。テレビの視聴率も半端じゃなかった。1ラウンド僅か23秒の試合時間であれだけの視聴率。これからどうなっていくのでしょうか・・・。

前座で良いカードを組んで行けば、ボクシング人気は確実にアップ。今度の8日、亀田興毅選手の前座カードには、協栄ジムの重量級KOパンチャー2人が出ます、面白い事間違いなしです・・・。

6勝(5KO)の渡部選手、8勝(8KO)1敗の清田選手。共に格上の選手と対戦します。面白いカードですよ。

さて、1973年2月15日、”ミュンヘンの星”ロイヤル小林(国際)選手が、A級ライセンス8回戦でのプロデビューを果たしています。後楽園ホールで行なわれたこの試合、観衆は2,600人と超満員。九つの花輪、10本の垂れ幕、施設バンドまで従えてのデビュー戦です。

対戦相手は、バロン熊沢(大川)選手。50戦以上のプロキャリアを誇る熊沢選手も、ここ4年間は勝ち星に恵まれずにいましたが、7連敗の後、7ヶ月のブランクを押してのこの試合に、最後のボクシング人生を賭けると発奮。

勝つまでには到りませんでしたが、アマ戦績34勝(28KO)3敗の小林選手を相手に、大善戦。5ラウンドにはダウンを喫しましたが、最後までKOされる事は拒み、8ラウンドを戦い抜きました。

試合後の敗者バロンの控え室は、ただKOされなかったというだけでまるで勝ったような大騒ぎとあります。ボクシングファンは、がっかりしたようですが、この熊沢選手の頑張りは、賞賛に値します。

実際のところ、「何と弱い相手を選んだのだろう」と、首をかしげた関係者が多かったようですが、数字の問題ではなくこの試合に賭けた熊沢選手の気迫が素晴しいと思います。

比較的楽な相手を選んで試合をこなして行
った小林選手ですが、アルゲリョ、ゴメス、
ペドロサ選手ら、超一流の世界王者とも対
戦し、世界S・バンタム級のチャンピオンに
も輝きましやた。

亀田大毅選手は、4月には早くも韓国ラン
カーと対戦するようです。KO記録、どこまで
伸ばすか楽しみですね。

8日の両国国技館、前座も楽しめます。全
日本新人王MVPの渡部選手の対戦相手は
、日本ランキング3位の西川選手。

勝ちは全て豪快なKO、日本人ランカーが皆敬遠する清田選手は、韓国チャンピオンとの対戦です。

アッ、昨日も”辛ラーメン”食べました。