カーブスホールディングス 2025年8月期決算発表
2025年10月15日(水)
こんにちは。
サクセス発行人の田村真二です。
株式会社カーブスホールディングス(以下、当社)は10月14日、2025年8月期決算の連結業績(2024年9月1日から2025年8月31日まで)を発表しました。その内容の要約をお知らせします(当社2025年8月期決算短信および決算補足説明より一部抜粋)。
田村の視点から見ると、カーブスホールディングスの2025年8月期決算短信および決算補足説明から押さえておくべきポイントは以下の通りです。
業績・収益構造の強み
・連結売上高は375億66百万円(前期比+5.9%)、営業利益63億42百万円(同+16.2%)、経常利益64億81百万円(同+18.4%)、当期純利益43億3百万円(同+20.6%)と、すべて過去最高を達成。
・チェーン売上(会費・入会金収入+会員物販売上)は856億円と前年同期比+5.7%伸長。
・会員数は前期末81.7万人から86.3万人(純増4.6万人、+5.6%)と拡大。
・国内店舗数は前期末1,978店舗から1,996店舗と微増(+18店舗)、うち直営店は前期末79店舗から82店舗へ。
成長ドライバー/コストコントロール
・新規入会キャンペーン、メディアミックス、口コミ・地域密着マーケティングを強化し、新規会員獲得に成功。
・JCSI(日本版顧客満足度指数)フィットネス部門で11年連続第1位を獲得、顧客満足を背景に退会率を過去最低水準に抑制。
・販売及び一般管理費は微増だが、これは主にFC(フランチャイズ)加盟店を含めた全国のインストラクター7,000名強を一堂に集めた研修実施などによる教育費や人件費の上昇による増加要因。
・広告宣伝費は減少。効率改善やFC加盟店からの拠出増加が背景。
財務・キャッシュフロー体制
・自己資本比率は前期末46.9%から51.4%と改善。
・有利子負債の返済を進め、固定負債・長期借入金を圧縮。
・営業キャッシュフローは62億11百万円(前期54億26百万円)と拡大、投資活動や財務活動の支出を差し引いても現金・現金同等物期末残高は83億83億円(前期80億2百万円)と増加。
・債務償還年数は0.8年、インタレスト・カバレッジ・レシオも高水準を維持。
今後の見通しとリスク要因
・2026年8月期の予想は、売上413億円(+9.9%)、営業利益73億円(+15.1%)、経常利益72億50百万円(+11.9%)、当期純利益47億円(+9.2%)。
・国内(女性向けカーブス)では店舗数2,007店舗、会員数を90~91万人と見込む。
・メンズ・カーブスや新ブランドの拡張を加速させる計画。
・会員向け物販(主にプロテインなど)の原材料価格高騰・為替変動リスク、また人的資本強化およびシステム投資拡大に伴うコスト上昇が懸念材料。
・海外事業(主に欧州)は既存店の好調維持を重視しつつ出店拡大を進めるが、通期では営業赤字を見込む。
以上、この決算短信を見る限り、カーブスは収益基盤の強化とキャッシュフロー創出力の確保に成功しており、安定した国内拡大戦略をベースに、女性向け事業・物販に加え、男性向け事業・新ブランドなどの拡張で成長を目指す姿勢です。一方で、物販原材料コストと為替変動、国内外での投資コスト上昇がリスクとして意識すべきでしょう。全体として、カーブスは“女性向けフィットネス+物販”の一体型モデルを深化させ、顧客満足・継続・紹介・会員獲得の好循環を構築。会員基盤と物販の収益化を両輪としつつ、新規事業に取り組む堅実な成長戦略が際立っています。
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それでは次号をお楽しみに!



