☆サクセスby田村真二 -586ページ目

フィットネスで若返る人たち

 

 

厚生労働省は先月31日、2019年の日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳となり、過去最高を更新したと発表しました。

 

 

同省は介護を受けたり、寝たきりになったりせずに生活できる「健康寿命」を算出しており、最新の16年は男性72.14歳、女性74.79歳でした。

 

 

つまり、男性で約9年、女性で約12年間も平均寿命を全うする前に介護を受けたり、寝たきり状態で晩年を過ごしているということです。

 

 

 

 

これでは本人もそうですが、家族も本当に大変だと思います。

 

 

近年、デジタル技術などを活用し、健康寿命を延ばし平均寿命に近づける取組みを行う企業が増えていますが、残念ながらその差はほぼ平行線状態が続いています。

 

 

人生100年時代と言われますが、寿命に関しては平均寿命の延伸だけではなく、健康寿命が平均寿命にどれだけ近づけるかが最重要課題なのは間違いありません。

 

 

そんな中、先週、入会先のフィットネスクラブでバーベルとプレートを使ったスタジオレッスンに参加したときのことです。

 

 

 

 

私はこのレッスンが好きで週に2~3回参加しているのですが、たった30分間とはいえ、プレートの重さ次第ではありますが、はっきり言ってかなりハードなレッスンです。

 

 

30名程参加しており、私の隣にいた男性と少し話をしたのですが、その方のお年はなんと87歳!(「私は87歳でもうすぐ88歳になります」と自ら年齢を公開してくれました)

 

 

男性は、日本人男性の平均寿命をはるかに超え、女性の平均寿命に匹敵するお年にもかかわらず元気に運動していました。

 

 

もちろん、プレートの重さは一番軽めのものでしたが、インストラクターの指導に合わせて30分間動き続けるだけでも男性にはかなりハードなはずです。

 

 

その方以外にも、60~70代と思われる方(女性中心)が半数程度参加されていましたが、皆さん本当にお元気な方ばかり。私など、まだまだ若造です。

 

 

加齢と老化の間には重要な違いがあります。加齢は避けがたいものですが、老化は加齢の結果ではなく「衰え」です。

 

 

私たちは加齢から逃れることはできません。しかし、「衰え」はある程度まで避けることは可能です。フィットネスを続ければ、身体能力など、機能の衰え(=老化)も延伸させることができるのです。

 

 

新型コロナウイルスによる政府・自治体からの休業要請、また「スポーツジム」があたかも感染源であるかのような誤解を招く発言や報道が繰り返されたため、フィットネス業界は風評被害を受けました。

 

 

確かに、第1波でクラスターが確認された施設もありましたが(ほんの数例)、緊急事態宣言の全面解除後は、感染例の報告はほぼありません。

 

 

日本フィットネス産業協会(FIA)の松村剛・統括マネジャーは「マスクの着用や運動器具の消毒、更衣室の人数制限などが徹底された。ほとんど会員制の利用者で、予防の意識も格段に高い」(2020年8月20日「読売新聞」1面)

 

 

とありますが、私が知るすべてのフィットネスクラブもその通りですし、利用者の立場からも感染のリスクはほとんど感じられません。

 

 

とはいえ、未だに「フィットネス施設は感染リスクが高い」と思っている人たちもきっと多くいるでしょう。

 

 

したがって、今後はフィットネス業界全体および個々の企業・施設が、感染予防対策取り組みを自ら外部に発信することに、より力を入れることが大切になります。

 

 

同時に、安心安全な施設で運動を続けることで「健康維持」や「活力向上」、「若返り」や「寝たきり防止」につながるメリットをもっとアピールすることも重要です。

 

 

コロナ禍を乗り切るためにも運動をしましょう、そして、運動を続けましょう!

 

(※ご高齢の方は、運動を始める前に医者に診てもらうことをお勧めします。また、運動を始めた際には、ゆっくりとご自分のペースで始めるようにしてください)

 

 

 

追伸

レッスン終了後に87歳の男性から言われました。「お若くていいですね」と。私は言いました。「いえいえ、87歳でこのレッスンに参加されるだけでも、本当にスゴイですよ」と。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!