☆サクセスby田村真二 -529ページ目

専門知識の価値

 

 

「コロナ禍が 程よく上司を ディスタンス」

 

「会社へは 来るなと上司 行けと妻」

 

 

第一生命保険は27日、恒例の「サラリーマン川柳」の入選作100句を発表しました。

 

 

主な入選作をいくつか見ましたが、コロナ禍でとまどいながらも奮闘する会社員を描いた作品に、思わずうなずきました。

 

 

 

話は変わりますが、アメリカのある工場でおきた次のストーリーをお読みいただくと、こちらも「なるほど」とか、「確かに」とうなずく人もいるのではないでしょうか。

 

 

る工場で機械が故障したため、工場長が修理しようと数時間費やしたものの直らず、専門家に修理を依頼しました。

 

 

専門家は工場長にいくつか質問をしたうえ、ほんの2、3分、故障の原因を調べたあと、ハンマーを取り出し、トントンと2回叩きました。すると機械は、すぐに作動し始めました。

 

 

工場長は機械が直ったことに喜び、「ありがとうございます」と言ったところ専門家から、「どういたしまして。修理代として500ドルいただきます」と言われました。

 

 

工場長は、ほんの数分の作業にそんな高い金額を請求されたことに怒り、請求の明細をだすように要求しました。

 

 

翌日、明細付きの請求書が届けられました。それには次のように書かれていました。

 

 

 

 

 

工場長は、専門家を呼ぶ前に自分で修理しようと数時間かけたにもかかわらず、機械は直りませんでした。

 

 

一方、専門家がほんの数分で直してしまった理由は、修理箇所をハンマーで叩くという作業自体ではなく、問題の原因を特定する「専門知識」にありました。

 

 

工場長が解決できない問題を専門家はいとも簡単(そうに見える)に解決したのは、専門家が、工場長にはない「専門知識を持っていた」からです。

 

 

専門知識がなければ壊れた機械はいつまでたっても直らず、500ドルを優に超える損害をもたらしたことでしょう。

 

 

 

大企業と中小零細企業の違い

 

 

一般に、大企業ではこのことを理解しているので、当たり前のように外部の組織(提携先企業や団体)や人間(コンサルタントなど)の力を借りてビジネスを展開しています。

 

 

例えば、アップルはiPhoneを自社で製造しているわけではありません。テスラの電気自動車も、最初はバッテリーの製造を100%外部企業に委託していました。

 

 

しかし、大企業よりも人材や資金力に劣る中小零細企業の多くは、問題や課題に対して自社の人間「だけ」で解決にあたろうとしがちです。

 

 

もちろん、それが悪いわけではありません。しかし、その道のプロや専門家の力を借りた方が、生産性が高まるとともに時間とお金の節約につながることもよくあります。

 

 

 

田村も数年間、ムダな時間を費やしていました

 

 

かくいう私も、勤めていた会社を辞めて独立した当初数年間は、経理(会社の確定申告まで)をすべて自分でやっていました。

 

 

多少の経費節約にはなりましたが、私は経理仕事が好きではありませんでしたし、決算資料を作る際には多大なストレスも抱えていました。

 

 

その後、会計事務所と契約したところ、嫌な仕事をすることなくストレスはきれいさっぱりなくなり、重要な仕事にだけ集中できるようになりました(その結果、いつの間にか売り上げも大幅に増えました)。

 

 

ちなみに、私にコンサルティングを依頼される経営者の方のなかには、「コンサルティングを依頼するのは初めてです」という方が多くいます。

 

 

おそらく依頼前には、「コンサルティングを依頼しようかどうしようか」という葛藤を抱えていたと思いますが、一歩踏み出すことで状況が大きく変わった会社も少なくありません。

 

 

 

「他者と創造的に協力する能力」こそ時代の要請

 

 

今はコロナ禍で大変な状況が続いている企業も少なくないと思います。そんなときには、問題や課題の解決に外部の力を借りてみるのもいいかもしれません。

 

 

企業規模にかかわらず、「他者と創造的に協力する能力」こそ時代の要請です。

 

 

なぜなら、変化の激しい今は、自社だけで必要な知識やスキルをすべて身につけることなどけっしてできないからです。

 

 

「今、自社に不足している領域は何か」を問い、次に、それぞれの領域にもっとも適した人材を見つけ、その人材を参加させるもっとも実用的な方法を探る。

 

 

彼ら彼女らの専門知識、資源、人脈アクセスが組み合わされば、会社の今の状況を大きく変えることができるようになるでしょう。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!