危機を乗り越える人と乗り越えられない人の小さな違い
こんにちは。田村です。
政府は本日(4/23)午後、東京・大阪・京都・兵庫の4都府県に緊急事態宣言を再発令する方針で、期間は今月25日(日)から5月11日(火)までとする計画です。
休業を要請される経営者や店主からは、「もういいかげんにしてくれ!」という悲鳴も聞こえてきそうですが、4都府県民(や近隣県民)も同じ思いでしょう。
なかには山梨県のように、知事がリーダーシップを発揮して、行政と企業と県民が一体となってコロナ感染者を抑えている県もあります。
一方、4都府県については、1年以上続くコロナ禍にもかかわらず対策内容は(1年前と)ほとんど変わりがありません。
もちろん、私だって何もしていないとは言いません。
ですが、実際に感染拡大防止と経済対策の両立に成功している県もあるわけですから、もっと成功事例を謙虚に学び、かつ機敏に適応できないものでしょうか?
少なくとも知事自身が、「山梨県と私の府県とは違う」などと考えている限りは、到底無理でしょうね。
新型コロナの感染拡大のなかで、知事のリーダーシップと覚悟、そして適応力が問われているといっても過言ではないでしょう。
中小零細企業の経営者も同じです(私もそのはしくれの一人です)。
大企業と違い中小零細企業は、変化を悲観する必要はありません。
むしろ、仕事のやり方を見直して、変化に適応するチャンスです。
変化が生じたり、市場が困難な状況に陥ったときには、その場に応じて柔軟に対応すれば、身を軽くしてすでに手元にあるものだけでも危機を乗り越えることができます。
こうした適応力や弾力性は、生まれつきのものではなく習得できるものです。
実際、危機は過去に何度もありましたし、これから先も何度も形を変えて訪れます。
その都度しぶとく生き延びようとすれば、経営者はこれらを学び習得しなければなりません。そのための第一ステップは、現実を受け入れることです。
「物事はこうあるべきだとか、私はこれまでの方針ややり方を絶対に変えたくない」とかたくなに主義主張を通すのではなく(もちろん資金に余裕があればそれでも構いませんが)、まずは現実を受け入れることが大切です。
変化への適応力や弾力性のある人は、現実から目をそらすのではなく、まずは一旦、現実を受け入れることからスタートします。
そのうえで、すぐに小さな新しいことを試します。行動するのです。
結果を出す経営者は、今日からすぐにできる新しいことをすぐに試してみるのです。
そして、結果を見てすぐに軌道修正し、それを何度も繰り返すのです。
「以前(一回だけ)試してみましたけど反応がありませんでした」で終わるのではなく、反応が得られるまで何度も小さな改善を素早く繰り返し行うのです。
私も前職で経験がありますが、こうしたことは大企業がもっとも不得手とすることです。
大半の大企業は調整に時間をかけすぎるあまり、意思決定や行動が遅いのです。
確かに、一旦動き出すと早いのですが、その頃には手遅れになることも少なくありません。タイミングを逃してしまうのです。
一方、中小零細企業が危機を乗り越え生き延びるためには、大企業が不得手なことを素早くやらなければなりません。
それこそが、中小零細企業最強の「強み」だからです。
そしてこの点が、規模を問わず、危機を乗り越える人とそうでない人との基本的な違いだと私は思います。
それでは次号をお楽しみ!
