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「ルネサンス」2026年3月期第2四半期決算概要(2025年4月~9月)

 

 

2025年11月10日(月)

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

株式会社ルネサンス(以下、同社)は11月7日、2026年3月期第2四半期決算の連結業績(2025年4月1日から2025年9月30日まで)を発表しました。その内容の要約をお知らせします(同社2026年3月期第2四半期決算短信および決算説明資料より)。押さえておくべきポイントは以下の通りです。

 

 

■増収減益

 

売上高 317億2百万円(前年同期比1.1%増/前年同期差3億35百万円増)

 

営業利益 59百万円(前年実績8億51百万円/前年同期差▲7億92百万円)

 

経常利益 ▲3憶48百万円(前年実績4億45百万円/前年同期差▲7億93百万円)

 

純利益 24百万円(前年実績2億16百万円/前年同期差▲2億40百万円)

 

注:▲はマイナス

 

 

 業績ハイライト

 

 

 

2025年4月に株式会社スポーツオアシス(以下、オアシス)を吸収合併し、総合型クラブのリーディングカンパニーとして新体制を発足。6月~9月の入会が好調で在籍会員数が増加した一方、4月~5月の低調スタートの影響が残り、売上高317億円(前年比+1.1%)、営業利益0.59億円(同▲93%)、経常利益▲3.48億円(前年は8.51億円)、中間純利益0.24億円(同▲88.6%)と大幅減益となりました。一方で、7月~9月の営業利益は3億円を超え、回復傾向を示しています。

 

 

利益減の主な要因は、合併に伴う一時的な人員増・システム統合費用、給与水準引き上げ、既存店リニューアルなど先行投資の増加によります。通期では、売上高660億円・営業利益17億円・純利益5億円を見込みます。

 

 

 

 スポーツクラブ事業

 

 

同社の柱となるスポーツクラブ事業は売上高269億円(前期比+1.6%)、在籍会員数は45.4万人(同+2.1%)と増加。特に、オアシスの都心店舗網を活かした法人・健保向けマンスリー会員が45.3%増と伸長。7月に導入した新プログラム「エッセンシャル ピラティス」も好評を博しています。

 

 

既存店では、サウナ・スパやコワーキングスペースの導入など、「運動+癒し+交流」型の空間づくりを推進。4月~9月の月間退会率は前年並みの2.9%で安定しています。

 

 

 

 BtoG・BtoB事業

 

 

BtoG(自治体向け)事業では、熊本県菊陽町・岡山県倉敷市などと包括連携協定を締結し、学校水泳授業の受託件数が前年比+68.4%と拡大。PPP(官民連携)では、全国9施設の管理運営を開始しました。

 

 

BtoB(企業・健保向け)では、住友生命「Vitalitl」会員向けオンラインレッスン提供のほか、「スマートAction」などオンライン健康支援サービスの提案を強化しています。

 

 

 

 介護・医療周辺事業

 

 

リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」を5施設新規開設(直営3・FC2)。介護施設を運営する事業所等に向けたオンライン体操教室等、BtoB領域の課題解決の提案に取り組んでいます。売上高は11.2億円(前期比+14.6%)と好調に推移しています。

 

 

 

 ホームフィットネス事業

 

 

前期にヒットした「ステッパー」シリーズは例年並みとなり売上高は21.25億円(前期比▲10.6%)でしたが、9月発売の新商品「スタイリーフェイス」がTV通販・ECともに好調で1カ月で1万個を販売。下期も販促・新商品投入を継続します。

 

 

 

 店舗数

 

 

グループの施設数は、スポーツクラブ234施設(ルネサンス:直営142施設、 業務受託86施設、運営支援4施設、RENAISSANCE VIETNAM,INC.:直営2施設)、小型業態2施設、介護リハビリ51施設 (直営39施設、フランチャイズ12施設)、アウトドアフィットネス9施設(直営3施設、業務受託6施設)の計296施設。

 

 

 

 財務・投資状況

 

 

総資産560億円(前期比+1.1%)と安定推移。長期借入金の増加で負債が増えましたが、財務体質は自己資本比率21.3%を維持。営業CFは▲0.9億円、投資CFは▲21億円と出店・改装投資を継続。現金残高は約80億円に増加しています。

 

 

 

 下期の注力テーマ

 

 

1.新規入会促進と会費単価適正化

10月から既存店舗の価格改定を実施し、付加価値型サービスを強化。

 

2.スポーツクラブの価値の転換

「運動する場所」から「健康とリラクゼーションを提供する場」への転換を促進。

 

3.合併後のPMI(業務統合)

関西エリアで旧オアシスとの運営統合を進め、2027年度までにシステム統合と人事制度一本化を目指す。

 

4.介護リハビリ事業拡大・M&A検討

11月には直営40施設目となる「元氣ジム青葉台」を開業予定。今後の事業拡大に向け、M&Aを含めて検討中。

 

 

 

 総括

 

 

4月~5月の失速およびコスト増により利益面は落ち込んだものの、第2四半期以降は会員数・売上高ともに回復基調。オアシス合併により店舗網と法人顧客が拡大し、都市型と郊外型の両輪で展開が進んでいます。今後は、価格改定を含む収益性改善と、ヘルスケア・介護・ホームフィットネスの多角化を通じ、再成長軌道への転換が注目されます。

 

 

出典:株式会社ルネサンス「2026年3月期第2四半期決算短信」「同決算説明資料」2025年11月7日

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

それでは次号をお楽しみに!