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「セントラルスポーツ」2026年3月期第2四半期決算概要

 

 

2025年11月10日(月)

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

セントラルスポーツ株式会社(以下、同社)は11月7日、2026年3月期第2四半期決算の連結業績(2025年4月1日から2025年9月30日まで)を発表しました。その内容の要約をお知らせします(同社2026年3月期第2四半期決算短信および決算説明資料より)。押さえておくべきポイントは以下の通りです。

 

 

■増収減益

 

売上高 243億1百万円(前年同期比5.2%増/前年同期差12億1百万円増)

 

営業利益 11億71百万円(同69.9%増/同4億82百万円増)

 

経常利益 9憶55百万円(同103.0%増/同4億85百万円増)

 

純利益 5億78百万円(同▲36.0%/同▲3億24百万円)

 

注:▲はマイナス

 

 

 

 業績ハイライト

 

 

当第2四半期(2025年4月〜9月)の売上高は 243億1百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は 11億71百万円(同69.9%増)、経常利益は 9億55百万円(同103.0%増)と大幅な増益。一方、特別損失や法人税負担増の影響により、純利益は5億78百万円(同36.0%減)と減益となりました。全体としては、売上高・営業利益・経常利益が堅調に推移し、本業収益力の改善が進んだ一方で、税金等の増加により最終利益は伸び悩みました。

 

 

 

 経営環境と事業動向

 

 

国内経済は緩やかな回復傾向を維持するものの、エネルギー価格や為替変動による不透明感が続いています。フィットネス業界では24時間ジムや専門スタジオの拡大、健康意識の定着を背景に全体的な回復基調が見られます。こうした中、同社は経営理念「0歳から一生涯の健康づくりに貢献する」のもと、“理想とするウェルネスカンパニーへ”を掲げ、以下の施策を強化しました。

 

  • 接客力・指導力・施設美化の徹底
  • 安心・安全・快適な施設運営
  • 既存店舗のリニューアル推進
  • 退会防止・継続率向上施策の強化
  • 元競泳日本代表ヘッドコーチ鈴木陽二氏による選手コース巡回指導

 

6月から運営受託を開始した「東京辰巳アイスアリーナ」が9月に開業。都立初の通年アイスリンクとして好調な滑り出しを見せ、多くの利用者を獲得しています。所属選手では、橋本大輝選手が世界体操選手権で男子個人総合3連覇を達成し、同社ブランド価値向上にも寄与しました。

 

 

 

 店舗展開と施設数

 

 

店舗数は前期末から変動なく、直営187店舗・業務受託70店舗、合計257店舗を維持。施設リニューアルや地域密着型運営を中心に、既存店の魅力向上に注力しています。

 

 

 

 財務状況・キャッシュフロー

 

 

総資産は 411億13百万円(前期末比39百万円減)、純資産は 260億35百万円(同19億5百万円増)。自己資本比率は 63.3% と堅実な財務基盤を維持。営業活動によるキャッシュ・フローは 14億16百万円の収入(前年同期は9億38百万円の支出)と大幅に改善。これは、減価償却費7億31百万円、契約負債の増加1億63百万円等によるものです。

 

 

投資活動による支出は 8億99百万円(主に施設投資)、財務活動による支出は 4億11百万円(借入返済・配当支払など)。結果、現金および現金同等物は期首比で 45百万円増の54億24百万円。

 

 

 

 配当と業績予想

 

 

中間配当は 1株当たり20円(前年25円)を実施予定。年間配当は 40円(前年50円)を予定。通期見通しについては、売上高505億円(前期比8.4%増)、営業利益30億30百万円(同55.6%増)、経常利益25億50百万円(同67.3%増)、純利益14億円(同3.0%増)を据え置き。計画達成に向け、後半期も既存会員の定着と新規獲得の両面を強化する方針です。

 

 

 

 総括

 

 

セントラルスポーツの決算は、大型総合クラブとしての再成長局面を示しています。コロナ禍後の回復を背景に、「会員継続率の改善」「受託施設の拡大」「地域公共施設との連携」が明確な収益ドライバーとなっています。一方で、純利益の減少はコスト増や税負担に起因しており、利益率改善の持続には効率経営と高付加価値サービスの両立が課題です。

 

出典:セントラルスポーツ株式会社「2026年3月期第2四半期決算短信」「同決算説明資料」2025年11月7日

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

それでは次号をお楽しみに!