☆サクセスby田村真二 -2ページ目

「エニタイムフィットネス」2026年3月期第2四半期決算発表概要

 

 

2025年11月15日(土)

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

エニタイムフィットネスを展開する株式会社Fast Fitness Japan(以下、同社)は11月14日、2026年3月期第2四半期決算の連結業績(2025年4月1日から2025年9月30日まで)を発表しました。その内容の要約をお知らせします(同社2026年3月期第2四半期決算短信および同決算説明資料より)。押さえておくべきポイントは以下の通りです。

 

 

■増収増益

 

売上高 99億85百万円(前年同期比15.6%増/前年同期差13億51百万円増)

 

営業利益 19億52百万円(同36.0%増/同5億16百万円増)

 

経常利益 20億63百万円(同41.0%増/同6億円増)

 

純利益 12億11百万円(同35.2%増/同3億16百万円増)

 

 

 

 業績ハイライト

 

 

2026年3月期第2四半期(2025年4月~9月期)の売上高は99億85百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益19億52百万円(同36.0%増)、経常利益20億63百万円(同41.0%増)、最終利益12億11百万円(同35.2%増)と大幅な増収増益を達成しました。

 

 

特に、営業利益率は19.6%(前期比+2.9%増)で、フィットネス大手ではトップ水準です。主要因は、国内エニタイムフィットネス事業の継続的な会員増と店舗拡大で、収益構造の大半を占めるストック収入(FCロイヤリティ+直営会費収入)が全体の87.5%に達しました。

 

 

 

 国内エニタイムフィットネス事業

 

 

国内店舗数は1,217店舗(前年同期比+54店舗)、会員数は108.7万人(同15.2万人)。うち直営181店舗(会員14.9万人)、FC1,036店舗(会員93.8万人)。1店舗当たり平均会員数は894名(+90名)と過去最高を更新しました。

 

 

6月~7月に実施した全国TVCM・Web広告による大規模プロモーションが奏功し、7月の新規入会者数は過去最高の8.5万人。12月にも第5回全国キャンペーンを実施予定で、入会の年末需要を狙います。

 

 

また、会員100万人・店舗1,200店突破を記念した「エニタイムYEAR」を展開し、ブランド価値向上を図るとともに、SNSやYouTube、Spotifyを活用した会員参加型キャンペーンも展開し、ファン共創によるロイヤリティ強化を進めています。

 

 

 

 新たな成長ドライバー(3事業)

 

 

① 海外エニタイムフィットネス事業

 

ドイツとシンガポールで本格展開。ドイツではマスターフランチャイズ権を保有し、直営5店・FC3店体制へ拡大中。初年度は店舗開発・オペレーション整備を優先し、今後は出店を加速予定とのこと。シンガポールでは大学キャンパス(NTU)内3号店を7月に開業し、運営ノウハウの蓄積を進めています。

 

 

② 新ブランド「The Bar Method」事業

 

米国発のバー・エクササイズ業態を日本導入。自由が丘店(2024年11月開業)、二子玉川店(2025年6月開業)を運営中。女性を中心とした新市場開拓を狙い、インストラクター育成と多店舗展開の体制を整備中。中期的にはFC展開を見据えます。

 

 

③ EC・物販事業

 

公式オンラインショップ「A PROP」を本格始動。トレーニングウェアやサプリメントを中心に展開し、2025年7月には自社開発プロテインを発売開始。10月からはFC店舗経由で販売成果を還元する“アフリエイトモデル”を導入し、会費外収入の拡大を図る狙いです。

 

 

 財務・投資・今後の見通し

 

 

総資産は222億75百万円(前期末比+3億48百万円)、純資産146億72百万円(同+7億66百万円)、自己資本比率65.9%(同+2.5%増)と財務基盤は堅調です。営業CF(キャッシュフロー)は19億65百万円の黒字、投資CFは7億11百万円の支出(主に直営出店と改装投資)、財務CFは11億21百万円の支出(借入返済・配当)。中期経営計画(2025年~2027年)で総額96億円の成長投資を計画し、現時点で進捗率53.3%。国内拡張と海外・新ブランド投資を両輪で推進しています。

 

 

なお、2026年3月期通期予想(レンジ開示)は据え置きで、売上高197~213億円(前期比+9~18%)、純利益19.6~20.2億円を見込みます。

 

 

 

 総括

 

 

同社の決算は、ストック型収益モデルの優位性とブランド主導型成長を明確に示しています。国内では24時間ジム市場が成熟化しつつある中で、「価格訴求から価値訴求」への転換を成功させ、都市部から地方まで高稼働を維持しています。

 

 

さらに、海外進出・新ブランド・物販ECという三本柱を整え、単一事業依存から脱却する構造を築きつつあります。フィットネス事業者にとっては、「入会増×ブランド体験×継続率×収益多角化」が成長のカギであることを強く示す内容と言えるでしょう。

 

 

2026年3月期第2四半期決算短信は こちら

同決算説明資料は こちら

 

 

P.S.

実は私も、エニタイムフィットネスのメンバーの1人です。ホームジムではスタッフの皆さんが常にマシンやシャワー室を清掃してくださり、いつも快適に利用できています。さらに、国内外のエニタイムが使い放題である点も大きな魅力で、会費以上の価値を実感しています。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次号もお楽しみに!