☆サクセスby田村真二 -2923ページ目

部下を持つ人へのヒント

こんにちは。田村 です。


部下に対するマネジメントについて相談を受けることがあります。


私は、部下に対するマネジメントで重要なことの一つとして、マネジメントは短い時間でのコミュニケーション(会話)の連続」であると考え実践してきました。


コミュニケーションが途絶えた時、悪いことが起きます。上司として、部下のやっていることがわからないということは一番だめ。仕事の目的や進め方について部下は理解しているか。部下の理解の状況を上司はつかみきれているか。


ある大手総合スーパーの魚売場で実際にあった事例を一つ紹介します。


入社以来、魚売場一筋。まじめに熱心に仕事に取り組んでいたある一人の男性。しかしその人には致命的ともいえる欠点がありました。 


魚をおろす(切る)ことが下手だったのです。当然のことながら、「まじめで熱心だが仕事ができない」という評価でした。ある日、食品経験のあるトップに近い大幹部がその店を訪れ、その男性と話をする機会がありました。


(大幹部が)男性との会話で、男性が左利きなのにもかかわらず「20年間」もの間、右利き用の包丁を使っていたということがわかりました。20年間だれも左利き用に変えようとした人はいなかったのです。


大幹部の指示で翌日から左利き用の包丁を渡された「仕事のできない男性」は、一瞬で仕事のできる男性に変身しました。


自分のマネジメント力を高めたいのであれば、短い時間で良いので部下と話をすること。単に営業数値だけではなく、仕事の目的とゴールを示すこと。部下の悩みに気づくこと。部下を成功させること。部下と明るい態度で接すること。


上司である自分自身も部下も忙しいので、短い時間で話し合うこと(長時間の話し合いをひんぱんにされると部下も困る)。


今日は、このことについて考えてみてください。