サラリーマンはお金を貯めやすい
3月16日(水)
こんにちは、田村真二です。
日本で働いている人の約9割は、会社から給与を得ているサラリーマンです。
サラリーマンにとって嬉しいことといえば「仕事で大きな成果を上げること」、「上司からほめられること」、「出世すること」などがあります。
確かに今あげたことは嬉しいことではあるでしょう。でも多くのサラリーマンにとって何といっても嬉しいのは、「給与(年収)が上がること」ではないでしょうか。
給与が上がれば生活が楽になる、欲しいものが手にはいるなど、今よりも良い生活ができるるようになると思うからです。ですが、そこに落とし穴があります。
給与アップに比例して生活レベルを上げてしまうことで、それまで以上にお金に困る人が意外に多くいるということです。
例えば、年収800万円以上で貯金ゼロならまだいい方で、カーローンやクレジットカードローン利用などで、収入以上にお金を使い過ぎて毎月の支払いに困っているはざら人います。
サラリーマンに限ったことではありませんが、家計の管理で大事なのは、収入以上に支出をどうコントールするかにあります。
毎月の生活費を給与以下に抑えることができれば、老後資金はともかく今現在のお金に困ることはないからです。
例えば、手取り給与25万円の人が月の支出(生活費)を20万円に抑えることができれば、手元には5万円(年間60万円)が残ります。さらに、ボーナスを全額貯金すれば1年で100万円超にはなるでしょう。
これならお金に困るどころか、毎年お金はどんどん増えていきます。増えたお金を投資に回すことで雪だるま式にお金を増やすことも可能です。
長年、証券会社で働いてきた大江英樹さん(『となりの億り人 サラリーマンでも資産1億円』他著書多数)は、いわゆる「億り人」をたくさん見てきたそうです。
その人たちの多くは、「株で大儲けした」とか「幸運が重なって巨額の富を得た」というのではなく、実に真面目で堅実でとても地味な暮らしをしているごく普通の人たちだといいます。
普通のサラリーマンをやりながら、なぜ「億り人」になれたのでしょうか?
大江さんによると、億り人の人たちに共通するのは「収入以上にお金を使わなかった」ということになります。
当たり前過ぎるような話で面白くないかもしれません。しかし、「知っていること」とそれを「実践すること」は違います。
身の丈以上の支出に気を付けるべきだというのは誰でも知っていることですが、それを何年も年十年間も実行し続けるということは、難しいものです。
だからこそ、それをずっと続けることができた人たちは、サラリーマンでも「億り人」になれたのです。
多くの人は「資産家」や「お金持ち」というと、企業経営者や開業医、政治家や芸能人さんらを思い浮かべるかもしれません。
ところが、そうした人たちよりもサラリーマンのほうが「資産家」や「お金持ち」はずっと多いのです。
理由は、サラリーマンのほうが毎月安定した収入(給与)があるからです。
意外に思う人もいるかもしれませんが、企業経営者や開業医、政治家や芸能人さんらは、一部の方を除けば収入は安定していません。
例えば、コロナ禍で業績が悪化した中小企業経営者の中には、従業員の給与支払いを優先して自分の給与を大幅削減した人たちも少なくありません。
テレビでよく目にする芸能人さんらも人気があるうちは給与も青天井かもしれませんが、人気がなくなれば給与ゼロもあり得ます。
つまり、一般のイメージとは裏腹に、浮き沈みが激しいのです。一方サラリーマンは、固定給(やボーナス)がありますから安定しています。
つまり、サラリーマンは支出のコントロールさえ上手くできれば、必然的にお金を貯めやすい構造になっているということです。
給与を増やすことも大事なことではありますが、それより先に「支出の管理を徹底する」こと。これさえできれば、お金は雪だるま式に貯まります。
あとは、長生きリスクに備えて、生きている限りずっとお金をもらえる「終身年金増大策」に取り組めば、将来のお金の不安や心配事はなくなるでしょう(このことについては別の機会にお伝えします)。
それでは次号をお楽しみに!
