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【2025年版】国内フィットネス業界のトレンド10選

 

 

2025年5月27日(火)

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

近年、フィットネス業界はかつてないスピードで変化しています。

 

 

人口動態の変化やライフスタイルの多様化、デジタル技術の進展などを背景に、事業者にとっては「変化=成長のチャンス」となる時代が到来しています。

 

 

今回は、2025年現在で注目すべき国内フィットネス業界の主要トレンドを10項目に整理しました。新規事業のヒントや既存店舗の再構築、戦略見直しの参考にしていただければ幸いです。

 

 


1.24時間ジム市場の拡大と二極化が加速

 

24時間型フィットネスジムの店舗数はついに5,000店舗を突破(当社調べ)。都市部だけでなく地方都市にも浸透しており、全国展開が進行中です。特に、価格訴求型(月額2,980円)と価値訴求型(月額6,000円以上)で明確な二極化が進んでいます。価値訴求型では施設の快適性やトレーニングマシンの充実度を高めるとともに、パーソナルトレーニングや栄養指導を付加し、収益性を確保。新規参入や業態転換時には、「どちらの立ち位置を取るか」の見極めが鍵となるでしょう。

 

 


2.ピラティススタジオの台頭と女性ニーズの変化

 

ピラティスKやピラティスミラーをはじめ、専門スタジオの出店が急増しています。特に予約制・短時間・中~高価格帯(月額1万円前後)のモデルは、忙しい働く女性を中心に高い支持を得ています。従来のジムでは提供しきれなかった「姿勢改善」「体幹強化」「美容目的」のニーズを掘り起こす存在として、今後も市場拡大が見込まれます。

 

 


3.再評価されるシニア向けフィットネス

 

高齢化社会の進行を背景に、カーブスなどの女性専用ジムや総合型クラブが、シニア向けサービスの再構築を始めています。「健康寿命の延伸」という社会的課題に貢献する形で、行政や地域との連携も進行。介護予防や転倒防止、認知機能向上を目的としたトレーニングやコミュニティ形成が、フィットネスの新たな価値となっています。

 

 


4.価格戦略の多様化とLTV向上

 

「低額+オプション課金」「ライト会員・プレミアム会員の差別化」「都度利用型」の導入が進み、顧客の多様なニーズに応える柔軟な価格戦略が定着しつつあります。会員獲得の初期コストを抑えながらも、LTV(顧客生涯価値)を最大化するモデルが求められており、今後も価格設計の工夫が差別化の要になります。

 

 


5.デジタル化が「現場定着」フェーズへ

 

入会・会員管理・予約・決済の基本業務に加え、アプリによる来館促進やAIによるパーソナライズされたメニュー作成が一般化しつつあります。また、オンラインレッスンの導入も、地域や年齢を問わず支持を獲得。特に「継続率向上」「業務効率化」「非接触化」の3つを両立できる点が、事業者にとって大きな魅力となっています。

 

 


6.M&Aと異業種提携の活発化

 

大手フィットネスチェーンによる中小事業者の買収が加速。加えて、飲食、宿泊、医療、美容など異業種との業務提携も増加中です。これからの成長には「自力成長」だけでなく、「他社との協業・提携」を戦略的に取り入れる視点が不可欠になるでしょう。

 

 


7.美容サービスとの融合が加速

 

筋トレ+エステ、小顔矯正+ピラティス、トレーニング+栄養相談など、美容と健康をワンストップで提供する複合型サービスが人気上昇中です。「美と健康は表裏一体」という現代人の価値観にマッチし、他ジムとの差別化にも有効です。コラボメニューやパートナー企業との連携が、新たな客層獲得につながります。

 

 


8.法人向けサービスの再注目

 

健康経営への関心の高まりから、法人向けフィットネスサービスの再評価が進んでいます。従業員の健康増進や生産性向上を目的としたプログラムのニーズは拡大傾向。運動指導に加え、食生活・睡眠・ストレス管理なども含めた「ウェルビーイング全体」の提案が評価される時代です。

 

 


9.未利用者層へのアプローチが急務

 

近年、フィットネス参加率は上昇傾向にありますが、依然として日本国内のフィットネス非会員率は9割以上。この「未利用者層」にどうアプローチするかが今後の成長を左右します。健康不安・時間のなさ・恥ずかしさなどの心理的障壁を理解し、まずはSNSや広告で接点を持つことが第一歩。“ジムに通う”前の段階から寄り添うマーケティングが重要です。

 

 


10.chocoZAPの次なる一手に注目

 

chocoZAPは爆発的な成長を遂げた一方、2025年からはフランチャイズ展開への舵切りを発表。直営方式の限界を見据えた戦略転換は、業界全体にも影響を与えるでしょう。「低コスト・簡便・非対面」を武器にしたこの業態が、今後どのような成長曲線を描くか注目されます。

 

 

業界の変化は常に「脅威」と「チャンス」の裏表です。自社のビジネスを見直し、変化に対応する柔軟性が、これまでと同様これからの時代を生き抜く鍵となるでしょう。

 

 

フィットネス業界は近年、大きな変化と機会を迎えています。本日は、国内フィットネス業界のトレンド10選をピックアップしました。自社の戦略を再点検するヒントとして、ぜひご活用ください。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!